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myrmecoleonの「グラフで見るニコニコ動画」 第4回

歌唱機能追加で賑わう「さとうささら」タグもピックアップ

参院選公示日にニコニコ動画の政治タグを解説してみた

2013年07月04日 11時00分更新

文● myrmecoleon

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今週のピックアップタグ:「さとうささら」

 「さとうささら」は、2013年4月26日に無償版の配布を開始した音声合成ソフトウェア「CeVIO Creative Studio」(以下CeVIO)に搭載されている合成音声のキャラクターの名前です。

 CeVIOは従来ニコニコ動画でよく使われていたVOCALOIDなどの音声合成ソフトと違い、「話す」と「歌う」の機能を単体で利用できる画期的なソフトウェアです。9月には音声ライブラリを増やした有料版が販売される予定です。

 動画の投稿は配布が開始された直後から見え、4月29日に一旦ピークを迎えた後、歌唱機能のリリースとともに急激に投稿数を増加させています。

 動画の傾向としては、初期はテスト的にしゃべらせた動画や、ゆっくりなどの他の合成音声ソフトと一緒にゲームを実況させる動画などが多かったですが、MMDモデルの登場とともにそれを使ったMikuMikuDance動画も増え(こちらはニコニコ静画でも多数の作品が見られます)、最近は歌唱機能を使って楽曲を歌わせた動画などがよく投稿されています。すでにオリジナル楽曲も多数投稿されており、いま期待の音声合成ソフトとなっています。

グラフ3:4月26日が配布開始、6月14日が歌唱機能が追加された日。ともに直後に投稿数が増えているのがよく分かる

さとうささらのキャラクターを決定づけた作品。CeVIOではパラメータを操作して色んな声色で話させることができるが、この動画をきっかけにやさぐれた声のささらさんが人気となった。作者はUTAUで有名なinaphon氏

イベント告知

7月20日には、とり・みき氏のトークイベントも

 職場の米沢嘉博記念図書館では「小松左京『日本沈没』-未来へのヴィジョン-展」を開催中です。7月20日にとり・みき氏を招いてのトークイベントもあります。

 また7月27日に以前開催して好評だったニコニコ学会β データ研究会の第2回を開催します。会場はドワンゴ新社屋です。詳しくはこちら

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