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電子書籍市場1千億円へ-ストアは混沌

2013年06月27日 07時00分更新

加藤宏之(HEW)/アスキークラウド

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 市場が拡大しつつある電子書籍――それを裏付けるデータがICT総研から公表された。まずはソフトについて、2012年度の電子書籍コンテンツは市場規模が729億円となり、11年度の671億円から約8.6%増加した。将来予測は、翌13年度に1000億円、15年度には1500億円を突破し、16年度には1850億円に達すると見込まれている。

 一方のハードは、電子書籍閲覧専用端末とタブレット端末を合わせた出荷台数ベースで12年度に549万台を記録。11年度の302万台から81.7%の増加となり、将来は15年度に1000万台を超えて1010万台、16年度には1133万台にまで拡大すると予測されている。

 また、インターネットユーザー1万2000人に対するアンケート調査によると、電子書籍ストアの利用率でトップになったのは楽天の「kobo」で2.5%、2位はアマゾンの「Kindleストア」で2.1%、3位はアップルの「iBookstore」で1.4%。しかし、2%を超えたのが1~2位のみで、3~6位は1%台、ほかは1%未満で差のない乱立状態となっている。

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電子書籍ストアの利用率

 加えて、電子書籍ストアの満足度について見てみると状況はさらに混とんとしてくる。先の利用率1~2位が満足度のトップ5にランクインしていないのだ。満足度の差は利用率と同様に僅差となっており、それだけに、今後、市場が拡大していく過程でこれらの順位がどのように入れ替わっても不思議はない状況だと言える。

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電子書籍ストアの満足度(100点満点)

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