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T教授の「戦略的衝動買い」 第249回

どこでもWi-Fi NAS「iUSBport」を衝動買い!

2013年06月26日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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本体設定はスマホからリモートで行なえる

スマホ側でiUSBportの設定画面を使っていろいろな設定管理を行なえる

スマホ側でiUSBportの設定画面を使っていろいろな設定管理を行なえる

シャットダウンやリブートはリモートのスマホクライアントからもできる

シャットダウンやリブートはリモートのスマホクライアントからもできる

USBメモリーの取り外しもリモートで行なう

USBメモリーの取り外しもリモートで行なう

 スマホのブラウザーに表示されたiUSBportの初期画面の右上にある“歯車”アイコンを選択することで、リモートのスマホからiUSBportのシャッタダウンやリブート、USBメモリーの安全な取り外しなどのコントロールができる。

インフラストラクチャーモードには、まずアドホックモードで接続した後、設定画面の最上段の「Join known networks」をオンにしてiUSBportを再起動する(アドホックモードに戻す場合はその逆を行なうかリセットする)

インフラストラクチャーモードには、まずアドホックモードで接続した後、設定画面の最上段の「Join known networks」をオンにしてiUSBportを再起動する(アドホックモードに戻す場合はその逆を行なうかリセットする)

リブートの後、液晶画面上には、現在iUSBportが接続しているWi-Fiルーターの名称と、自分に割り当てられているIPアドレスが表示される

リブートの後、液晶画面上には、現在iUSBportが接続しているWi-Fiルーターの名称と、自分に割り当てられているIPアドレスが表示される

 自宅の既設のWi-Fiネットワーク環境でiUSBportを活用するには、インフラストラクチャーモードが便利だ。まず同じく設定メニューの最上段にある「Join known networks」の項目を「On」にする。初回のみ、リスト表示された近辺に存在するWi-Fiルーターから目的のWi-Fiルーターを選択しパスワードを入力すれば設定は終了だ。

 リブート後は、インフラストラクチャーモードとなり、iUSBportは自動的に既設の自宅Wi-Fiルーターの傘下に入り、iUSBportの液晶画面上には現在iUSBportが接続中の自宅のWi-Fiルーター名と、現在そのルーターからDHCP機能でアサインされたIPアドレス(筆者の場合は192.168.0.10だった)が表示される。

インフラストラクチャーモード時にパソコンからアクセスすると、サムネイル画像も見られて便利だ

インフラストラクチャーモード時にパソコンからアクセスすると、サムネイル画像も見られて便利だ

 インフラストラクチャーモードの時は、そのIPアドレスを各クライアントのURL入力ラインに入力することで、パソコンからも、スマートフォンからでもiUSBportに接続されたUSB系メモリーのコンテンツを自由に操作することができる。

スマホ側(ホスト機能に対応している製品であれば)にカードリーダーを接続して、カメラのSDメモリーカードを挿入しても同様のことはできるが、デジカメにiUSBportをUSBケーブル接続するとデジカメ内部の撮影画像をスマホ側でも見ることもできる

スマホ側(ホスト機能に対応している製品であれば)にカードリーダーを接続して、カメラのSDメモリーカードを挿入しても同様のことはできるが、デジカメにiUSBportをUSBケーブル接続するとデジカメ内部の撮影画像をスマホ側でも見ることもできる

 また、デジカメのUSBポートにiUSBportを接続することで、デジカメ内部のストレージに記録された写真画像をアドホックモードでスマホ側で確認することも可能だ。

iPhoneの充電機能も完備! Androidは非サポートだが……

オマケはiPhoneに給電できること。実際にはGALAXY S4にも給電できたが保証対象外だ

オマケはiPhoneに給電できること。実際にはGALAXY S4にも給電できたが保証対象外だ

 iUSBportの特徴的な機能として、内部の2600mAhのバッテリーから、残りバッテリーが少なくなってきたiPhoneに充電することが可能。気にせずやってみたらAndroid系のスマホにも充電はできているようだった。

 iPhoneに充電中は、iUSBport上の液晶画面に「iPhone」と表示されるが、Android系のスマホへの充電時には何も表示されない。しかしスマホ液晶上のバッテリーアイコンには「雷」マークが表示され、充電されているようだ。サポートはiPhoneのみのようなので、Androidの充電はあくまで自己責任だ。

Android系のスマホでもファイル閲覧などはきちんと動作するが、音楽再生、動画再生に関しては再生ではなくクリックと同時にダウンロードが始まってしまう

Android系のスマホでもファイル閲覧などはきちんと動作するが、音楽再生、動画再生に関しては再生ではなくクリックと同時にダウンロードが始まってしまう

 最後に、筆者のGALAXY S4とChromeの組み合わせのせいか、iUSBportに接続されたUSBメモリー内の動画をリモートから実行しようとすると、再生ではなく、動画ファイルのダウンロードが行なわれるなど、少し挙動不審。

 これはパソコン上のChromeでも同様の結果だった。同じクラウド上でもDropboxやSkyDrive上のコンテンツはダウンロードではなく再生可能なので何かが問題なのかもしれない。

 iUSBportの米国版そのままのパッケージ上の英文には、「iUSBportはiPad、iPhone、Android and more!に対応」と積極的だが、これらの挙動不審からか、国内の販売代理店のウェブでは、対Androidには少し腰が引けているような気がするが、考え過ぎかな。(^_^;)

 パソコンではなく、スマホユーザーが主たるユーザーだということを念頭に置いて、次期バージョンアップの際には考慮してほしい項目だ。

■関連サイト

T教授

今回の衝動買い

アイテム:iUSBport Blackモデル(Whiteモデルもあり)

価格:act2.comストアにて9800円(特別価格。通常は12800円)で購入

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるhttp://www.facebook.com/KOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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