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業界人の《ことば》から 第45回

大ボラを吹く、ソフトバンクは世界一になる

2013年06月25日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「今日は新たな大ボラを吹く。利益、キャッシュフロー、株式価値、あらゆる面で、世界一の会社になる」

(ソフトバンク・孫正義社長)

 ソフトバンクの第33回定時株主総会が、6月21日に開催された。

 孫社長は、「大ボラ吹き」とだけ書いたスライドをスクリーン映し出し、「私はよく大ボラ吹きと言われる。大ボラというのは、大きなビジョンを持っていることの裏返しである」と語りながら、「私は、創業以来、数々の大ボラを吹いてきた。創業後の最初の朝礼では、売り上げを豆腐のように、1兆、2兆と数える会社になりたいと、みかん箱の上で語った。2004年の株主総会では、利益を1兆、2兆で数えたいと語った。2006年には10年以内にドコモを超えると語った。何度も吹いた大ボラを、すべて実現した」と、これまでの成果を語る。

 ドコモを超えるという点では、2013年度の国内営業利益が1兆円に達する見通しであることから、利益面でドコモを超えることが確実としていること、米スプリント・ネクステルの買収によって、世界の契約者数でドコモを超えることになること、スマホのつながりやすさでもドコモを超える状況になったことを示した。

 これらの相次ぐ「大ボラ」を達成してきた実績をもとにして、「今日は、新たな大ボラをもう一回吹いてみたい」として、孫社長が語ったのが、「世界一の会社になる」ということだった。

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