極端にデカかったり長かったりする
手荷物は特別待遇
たとえばサーフボードやスキー板、音楽に携わる人であればギターやバイオリン、ときには自転車や大型のコントラバスなども預け手荷物として輸送できることをご存知だろうか? しかも規定サイズ内なら無料だ(スキー、サーフボードも)。
これらの手荷物は、一般の手荷物とは違い特別待遇となる。まずソーティングエリアとチェックインカウンターを結ぶベルトコンベアは、あちこちでカーブしているので、長いものは壁にぶつかってしまい流せない。そこで特別なコンベアを使ってチェックインカウンターから、ソーティングエリアに送られる。それが直線コンベアだ。
さてソーティングエリアに着いた特殊手荷物は、コンテナには積まずにバラ荷物専用の運搬車に乗せられ、飛行機に横付けされる。飛行機の貨物室もコンテナを入れる場所とは別の機体最後尾にあるバルクカーゴ室だ。内部を見ることはできなかったが、ほぼ客室同様の状態だという。
実演では棒高跳びの棒相当の物干し竿を積み込んで見せてくれたが、3m以上はある竿がスルスルと入っていった。もし大型の荷物を運びたい場合は、あらかじめエアラインに相談してみるといいだろう。結構大きなものでも、あっさりOKしてくれそうな感じだ。
目的についたら積み込みの逆再生が始まり
ソーティングエリアへ
さて出発地をテイクオフして、目的地にランディング。搭乗客が降り始めると同時に、手荷物用の特殊車両もスタンバイを終え、コンテナの積み下ろしが始まる。積み下ろしは、積み込み手順を逆再生しているだけなので、ここではササッと説明しよう。