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圧倒的存在感―最強の「VAIO Duo 13 | red edition」をチェック

2013年06月23日 16時00分更新

文● 高橋量

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新CPU「Haswell」の気になる実力をベンチマークでチェック!

 続いて、VAIO Duo 13 | red editionのベンチマーク結果を紹介しよう。テストに利用した試用機の主なスペックは以下のとおり。なお、モデルやパーツ構成によってベンチマークの結果が異なることもあるので、参考程度に留めておいていただきたい。

主なスペック
製品名 VAIO Duo 13 | red edition
型番 SVD1321A1J
CPU Intel Core i7-4650U(1.7GHz)
メインメモリー 8GB
ディスプレー(最大解像度) 13.3型ワイド(1920×1080ドット) IPS液晶、静電式タッチパネル、LEDバックライト、トリルミナス ディスプレイ for mobile
グラフィックス機能 Intel HD Graphics 5000(CPU内蔵)
ストレージ 512GB SSD(SATA 6Gb/s)
OS Windows 8 Pro(64bit)

 まずは、Windows8の快適さの指針となる「Windows エクスペリエンス インデックス」のスコアから。

「Windows エクスペリエンス インデックス」のスコア

 CPU性能を表わす「プロセッサ」は「7.2」、メモリーの性能を表わす「メモリ」は「7.6」、デスクトップの描画性能を示す「グラフィックス」は「5.7」、ゲームにおける3D描画性能を表わす「ゲーム用グラフィックス」は「6.6」、ストレージの性能を表わす「プライマリハードディスク」は「8.1」という結果になった。

 注目したいのは、Haswellの性能が大きく影響する「プロセッサ」と「ゲーム用グラフィックス」だ。「プロセッサ」の「7.2」は高めの数値だが、驚くほど高いというわけではない。ただし、旧世代のCPUよりも消費電力が低く動作周波数も少ない上で、処理性能は同レベルという点は大いに評価したい。また「ゲーム用グラフィックス」も超低電圧版CPUとしては高いスコアである。

 もっとも高いのは「8.1」という結果を叩きだしたストレージのスコア。ストレージのアクセス性能を計測する「CrystalDiskMark」でも、シーケンシャル/ランダムともに高速なアクセス速度をマークしている。システムの快適さはファイルのアクセス速度が大きく影響するので、これだけの性能であれば長期間ストレスなく利用できるはずだ。

ストレージのアクセス速度を計測する「CrystalDiskMark 3.0.2」のベンチマーク結果

 マシンの総合的な性能を計測する「PCMark Vantage 1.2.0.0」では一部のテストが行なえなかったものの、総合スコアは「16209」とかなり高めの結果となった。同じく総合ベンチマークの「PCMark7 v1.4.0」でも「5190」と高めのスコアが出ている。

「PCMark Vantage 1.2.0.0」(64bit)のベンチマーク結果

「PCMark7 v1.4.0」のベンチマーク結果

 バッテリー駆動時間は「BBench」で計測している。バッテリーベンチマークにあたって設定した項目は以下のとおり。

  • Windows8の電源プランを「バランス」に設定
  • 「VAIOの設定」の「電源・バッテリー」を開き、「CPUとファン」の項目をすべて「静かさ優先」に設定
  • スタート画面の「PC設定の変更」からモバイルブロードバンド、GNSS(GPS)、Bluetooth、NFCを無効に設定
  • キーボードバックライトを消灯
  • 液晶ディスプレーの明るさを50%に設定
  •  上記の設定を行なった上で、BBenchの機能から10秒ごとのキーストロークと60秒ごとのウェブアクセスを有効にしたところ、7時間25分でバッテリー残量が5%となり休止状態となった。カタログ上の公称値には届かないものの、これだけバッテリーが長持ちするのであれば、バッテリー切れの心配はまずないだろう。

     ちなみにVAIO Duo 11の2013年春モデル「SVD1122AJ」では、電力プランに「省電力」を選択した上でのバッテリー駆動時間は5時間28分だった。単純に比較はできないが、バッテリーの持ちは大幅に改善されているようだ。本体のボディが大きいのでそのぶんバッテリー容量が増えたこともあるが、電力消費を抑える最新CPUの性能も影響していると思われる。

    試作機には電力プランに「バランス」しか用意されていなかった。より消費電力の低い「省電力」を使えるようになれば、バッテリー駆動時間はさらに伸びると思われる

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