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圧倒的存在感―最強の「VAIO Duo 13 | red edition」をチェック

2013年06月23日 16時00分更新

文● 高橋量

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サイズ/重量はVAIO Duo 11相当、実用性が大きく進化!

 では、VAIO Duo 13 | red editionの外観やインターフェースについて見てみよう。本体のフットプリントは約幅330×奥行き210mm。A4用紙(297×210mm)と比べると3cmほど横に長いが、一般的なブリーフケースならすんなり納まるサイズだ。11.1型ディスプレー搭載のVAIO Duo 11に比べて大きくなって持ち運びにくくなったのではと心配したが、実際に持ってみるとそう感じることはない。13.3型ノートのサイズを考えると、むしろ比較的コンパクトな印象を受ける。

コンバーチブルタイプのUltrabookとしてはコンパクトで、あまり大きさを感じさせない

 本体の高さは最薄部9.2mm/最厚部19.5mmで、Ultrabookの範囲内といったところ。重量は約1.325kgで軽くはないが特に重くもなく、持ち運びには問題ないレベルだ。

 ここで、従来モデルVAIO Duo 11との違いを見てみよう。液晶パネルのサイズ自体は11.1型から13.3型へと大きくなったが、実はタブレットとしてのサイズと重量はそれほど変わっていない。特に、VAIO Duo 11VAIO Duo 13 | red editionでは重量が200gしか変わらない点が驚きだ。おそらく使用している素材や内部の排熱機構などに工夫を凝らして、これだけの重量に抑えているのだろう。

VAIO Duo 13 | red editionと「VAIO Duo 11」の外観面での違い
製品名 VAIO Duo 13 | red edition VAIO Duo 11
サイズ 幅330×奥行き210×高さ19.5mm 幅319.9×奥行き199×高さ17.85mm
重量 約1.325kg 約1.305kg
ディスプレーの大きさ 13.3型ワイド 11.1型ワイド

 液晶ディスプレーは1920×1080ドットのフルHD表示が可能。IPSパネルを採用しているため視野角が広く、高精細で発色もいいのが魅力だ。さらに再現性に優れる解像度/高輝度/広色域液晶「トリルミナス ディスプレイ for mobile」を採用することで、より自然で味わいのある映像を楽しめる。

液晶ディスプレーのタッチ機能は静電式で10点マルチタッチに対応。表面は光沢のあるグロス仕上げだ。色を忠実に再現する「トリルミナスディスプレイ for mobile」を採用することで、より鮮明で美しい映像を実現している

 また、液晶パネルと表面のガラス層までを樹脂で埋めた「オプティコントラストパネル」を採用している点もポイント。実際の映像と目に見えている映像との視差が少ないため、タッチやペン操作時のズレを感じることなく快適に操作できるのだ。さらに光が空気層で拡散されないため映像がクリアな上に、映り込みが少なくなるという効果もある。

 VAIO Duo 11で話題になったスライド式の変形機構「SurfSlide」は、VAIO Duo 13 | red editionでも健在だ。ワンアクションでノートPCスタイル/タブレットスタイルを切り替える操作感は同じだが、各部が微妙に異なる。

 たとえばVAIO Duo 11では液晶ディスプレーと本体をつなぐヒンジ部分がマシンの幅いっぱいに広がっていたが、VAIO Duo 13 | red editionでは幅86mmのコンパクトなヒンジだけで液晶ディスプレーを支えている。これで大丈夫なのか心配になるほど小さいのだが、強度についてはVAIO Duo 11と同レベルとのこと。ヒンジ部分の素材にはアルミニウムを利用することで、軽さと強さを実現している。

中央のヒンジだけで液晶ディスプレーを支えるVAIO Duo 13 | red editionのSurfSlide機構。操作しやすさはVAIO Duo 11と変わらない

液晶ディスプレーと本体側のフックに引っ掛けて固定する。このフックにより、タッチ操作で液晶ディスプレーに触れても後ろに動いてしまうことがない

堅牢性に関する品質試験のイメージビデオ。落下試験、ヒンジ部加圧試験、ヒンジ部ねじり試験のほか、液晶表面のスクラッチテストも実施されていることが分かる
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