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圧倒的存在感―最強の「VAIO Duo 13 | red edition」をチェック

2013年06月23日 16時00分更新

文● 高橋量

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高性能パーツを選んで最強マシンに仕上げる!

 VAIO Duo 13 | red editionは、直販サイト「ソニーストア」の「VAIOオーナーメード」のみで購入可能だ。購入時にはCPUやストレージの容量、プリイインストールソフトなどを自由に選ぶことができる。

 通常のVAIOオーナーメードモデルとの違いは、VAIO Duo 13 | red editionでは上位パーツの選択のみとなっている点だ。

 VAIO Duo 13 | red editionで選択可能なCPUは、Core i7-4650U(1.7GHz)とCore i7-4500U(1.8GHz)の2種類。それぞれの性能は以下のとおりだ。参考までに、通常のVAIO Duo 13オーナーメイドモデルで選択可能なCPUのCore i5-4200U(1.6GHz)のスペックも掲載しておこう。

VAIO Duo 13 | red editionVAIO Duo 13で選択可能なCPU
名称 Core i7-4650U Core i7-4500U Core i5-4200U
動作周波数 1.70GHz 1.8GHz 1.60GHz
最大周波数 3.30GHz 3.00GHz 2.60GHz
コア数 2
スレッド数 4
L3キャッシュ 4MB 3MB
TDP 15W
内蔵GPU Intel HD Graphics 5000 Intel HD Graphics 4400 Intel HD Graphics 4400
グラフィックス定格周波数 200MHz
グラフィックス最大動的周波数 1100MHz 1000MHz

 狙い目は上位版のGPUを搭載しているCore i7-4650Uだ。Core i7-4500UのGPUがIntel HD Graphics 4400でGPUコアが「GT2」であるのに対し、Core i7-4650UのGPUはIntel HD Graphics 5000で、GPUコアには上位版の「GT3」を採用している。GT3はGT2に比べて演算ユニットが2倍なので、そのぶん高速な処理を見込める。VAIO Duo 13 | red editionで画像処理を行なったり、ゲームも楽しみたいなら、Core i7-4650Uの“一択”なのだ。

「CPU-Z」によるCore i7-4650Uの詳細情報

「GPU-Z」によるCore i7-4650U内蔵「Intel HD Graphics 5000」の詳細情報

 VAIO Duo 13 | red editionの場合、メモリー容量は8GBのみの構成だ。この先長い間使い続けることを考えると、安心の容量だろう。なお、メモリーはオンボードで搭載されているため、換装には対応していない。

 ストレージは256GBと512GBのSSDを選択可能。Windows 8が40GB程度利用するため、256GBを選ぶ場合はデータバックアップ用のストレージを合わせて検討しておいた方が安心だ。データはできるだけ手元に置いておきたいという方なら、512GBの大容量タイプをオススメしたい。

「CrystalDiskInfo」によるストレージの詳細情報。試用機では東芝製の「THNSNH512GDNT」が搭載されていた

512GB SSDを選んだときのストレージの空き容量。406GBが空いていることになっている

ストレージのパーティション構成。回復用に容量を取られていることが分かる

 通信機能としては、IEEE802.11a/b/g/nの無線LANとBluetooth 4.0+HS、NFC機能に対応している。より高速なDraft 11acに対応するのは秋冬モデル以降になりそうだ。またオプションとしてauの4G LTEに対応。下りで最大75Mbpsの高速通信を利用できる。

NFCポートは本体底面部に配置。NFC対応のBluetooth製品をかざすだけで手軽にペアリングできる

 インターフェースとしては、外付け機器用にUSB3.0端子×2、映像出力用にHDMI端子を用意。さらにSD/SDHC/SDXC、メモリースティック デュオ対応のメモリーカードスロットやフロント200万画素/リア800万画素のWebカメラを用意している。

VAIO Duo 13 | red editionの本体前面。タブレット状態にしたときは、こちらは底面となるためか、インターフェース類のないスッキリとしたデザインだ

本体背面には左からメモリーカードスロット(SD/SDHC/SDXC、メモリースティック デュオ対応)、HDMI端子、USB3.0端子×2、ヘッドフォン端子、ACコネクターと並ぶ

本体左側面には電源ボタンのみが用意されている

本体右側面は引き出し式のデジタイザースタイラス用ホルダー、ペンフック取り付け穴を配置

 付属品はデジタイザースタイラスやACアダプターなど。ACアダプター「VGP-AC10V9」は、VAIO Duo 13 | red editionVAIO Duo 13、VAIO Pro用にラインナップされた新製品で、給電用のUSB端子を搭載しているのが特徴。VAIO Duo 13 | red editionを利用しながら、スマホやタブレットの充電も行なえるので便利だ。

ACアダプターの重量はケーブル込みの実測で約236g。軽い上にスリムなので持ち運びやすい

本体の電源がオフの状態でもスマホやタブレットなどを充電できる給電用のUSB端子を用意

 またこの給電用USB端子には、オプションのワイヤレスルーター「VGP-WAR100」を接続できる(ソニーストア価格3980円)点に注目だ。

 VAIO Duo 13 | red editionは有線LAN端子を搭載していないため、無線LAN環境がないホテルなどではネット接続で困ることになる。そんな場所で、このVGP-WAR100にLANケーブルを接続すれば、即座に無線LAN環境を構築できるというわけだ。出張など持ち運ぶ機会が多い方なら、普段は使わなくても、イザというときのために購入してカバンに入れておけば、助かることが多いだろう。

ワイヤレスルーター「VGP-WAR100」

VGP-WAR100をACアダプターにセットしたところ。ホテルなど有線LAN環境しかない場所で、VGP-WAR100とLANケーブルをつなぐと、即席の無線LAN環境ができあがる。出張が多い方には必須のオプションだろう

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