関係者コメント
鈴木代表
予選が悪すぎましたが、16番手というポジションを考えれば、6位というのはとても良かったと思うし、ランキング上位の2台にはポイント差を広げられましたが、なんとか3位に踏みとどまっているので、まだまだチャンピオン争いにはついて行けていると思います。もちろん、これ以上差を広げられるわけにはいきませんけどね。
今回のレースでハッキリした課題もいくつかあったので、かなり収穫の多いレースでしたね。なので、この結果は非常にポジティブに受け止めています。
大橋監督
目標はFIA勢のトップだったんですけど、さすがにそう簡単にはいきませんでしたね。今回は6位でしたが、6位以下のマシンもこの灼熱のセパンを、ほとんどZ4を変わらないタイムで走っていました。6位になれたのは片岡選手がチャンスをすべて活かしたことと、谷口選手がロングを無事に走りきったというのもあるんですけど、改めて思ったのは以前のように「ココは大丈夫だろうな~」というシーンがないなあと。あと、セパンに強いクルマが総崩れでしたしね。
シーズンはまだ長いですが、まったく油断はできないし、王座奪還のためには少しでも上のポイントをしっかり取っていかないとダメですね。
片山スポーティングディレクター
結果的には「良かった」と「厳しい」というのが両方ありましたね。トップとのポイント差がまた開いちゃいましたし。しかし、今日はできる限りのことはやったうえでのリザルトなので、6位という結果は良かったかと思います。タラレバになっちゃうけど、水温のトラブルさえなければもうちょっとセッティングに時間割けたんだけどな~、と。それだけが悔しいね。
あとはやっぱりハイブリッド勢の速さが際だってましたね。今後、ウェイトが乗ったり、リストリクターが絞られたりするんでしょうけど、極端に遅くなることはないと思います。シーズン全体で考えると、非常に厳しい状況ですね。とはいえ、そんな中でウチのドライバー二人は本当によくやってくれています。
谷口選手
16番手スタートというのは、上位陣がどんどん前に行ってしまうイヤな位置なんですが、作戦通り片岡選手がグイグイ抜いてきてくれて、9位でバトンを渡してくれたので、非常に助かりました。結果が6位だったのはラッキーだったということもあるし、もうちょっと上に行きたかったというのもありますが、どこからスタートしてもやっぱり6位だったのかなと。
今回は作戦がすべてうまくいっての順位なので、我々としてはベストリザルトだと思います。
片岡選手
今回は16番手からのスタートだったため、周りがどのような動きをするのか読めないので、最初は周囲に気をつけました。Z4はストレートスピードがないので、自力で前のマシンを抜いていく力がないため、タイヤを温存しつつオーバーテイクのスキを狙って、みんながヘロヘロになってきたところをスパっと抜くという作戦にしました。追いついたマシンはすべて追い抜きましたが、9位以上は同じようなレベルになってきているので、ちょっと厳しかったですね。
今回のレースではほぼベストのパフォーマンスを発揮できたかと思います。たぶん、何番手からスタートしても6位だったでしょうね。
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