今年は灼熱でもなかった南国セパン!
しかし、ミクZ4は大波乱の展開に!
約1ヵ月半ぶりのレースとなった、SUPER GT 第3戦 セパンサーキット(マレーシア)が、15~16日にかけて開催された。毎年、南国特有の灼熱の太陽や突然のスコールに悩まされるラウンドだ。初音ミクGTプロジェクトとしては、2011年に初参加&初優勝を遂げ、2012年は2位を走っていながら残り半周でガス欠となった、天国と地獄を味わっているサーキットでもある。はたして今年は何が待ち受けているのだろうか?
今年のセパンサーキットは予想に反して曇天で、湿度が高い以外は非常に過ごしやすかった。土曜日に行なわれた予選前の練習走行では、ニュータイヤを履いて走った片岡選手が「2'05.755」で5番手タイムを出し、予選に期待がかかった。
迎えた予選1回目。ここで13位以内に入れば2回目に進むことができる。誰もが1回目は余裕だろうと思った。アタッカーを務めた谷口選手が「2'05.625」と、練習走行の片岡選手を上回るタイムを出したものの、ほかのライバルたちも速さを見せ、ミクZ4はずるずると後退していく。気がつくと16位の位置まで落ちており、そのまま予選1回目はタイムアップとなってしまった。鈴木代表いわく「昨年のSUGO戦以来のノックアウトですね」とのこと。エース・谷口選手が16位で1回目敗退という事実は、マレーシアまで応援してきたファン、日本で応援していたファンに衝撃を与えたのだった。
大橋監督に話を聞いた。「残念な結果になってしまいました。路面状況とタイヤのマッチングがうまく合わなかったことと、水温が上がってしまうトラブルがあったことが原因でしょうか。そのせいで、タイヤのセッティングを合わせる時間が足らなくなってしまったのも事実です」と語ってくれた。
谷口選手は「自分としては精一杯走ったんですけど、これが我々の現在のポジションなのか、16位という結果に終わってしまい、とても苦しいですね。でも、一発の速さは叶いませんが、アベレージラップは悪くありません。作戦でうまく前に出て行きます」と苦しいながらも光明を見出していたようだ。

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