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進化するスマホ戦略の狙いを聞く

シャープがスマホに吹き込む思想「Feel Logic」とは?

2013年06月24日 08時00分更新

文● 大河原克行

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 NTTドコモがツートップ戦略を打ち出し、量販店店頭やドコモショップでも、サムスンのGalaxy、ソニーのXperiaを重点的に展示するケースが増えている。だが、この2社以外の製品でも、NTTドコモからは、魅力的な2013年夏モデルが登場している。そのひとつが、シャープのAQUOS PHONEである。

AQUOS PHONE ZETA SH-06E

 ドコモ向けの最上位モデルとなる「AQUOS PHONE ZETA SH-06E」は、同社独自のIGZO液晶ディスプレイを採用。充電なしで2日間を超えた連続使用が可能になるなど、高画質と省エネを両立したスマートフォンである。そして、AQUOS PHONEは、KDDI向け、ソフトバンク向けにも夏モデルが用意され、シャープならではの特徴を打ち出した製品がラインアップされている。

 その特徴を形成するベースとなる考え方が、「Feel Logic」と呼ばれる同社独自のコンセプトだ。昨年からスタートしたこのコンセプトは、今年に入ってさらに進化したものになっている。シャープ 通信システム事業本部マーケティングセンター副所長兼プロモーション推進室室長の河内巌氏に、シャープのスマートフォン事業の根幹をなす、Feel Logicの進化について聞いた。

一見すると単なる板にしか見えない、だから思想が必要

 シャープは、2012年、Feel Logicのコンセプトを初めて明らかにした。なぜ、シャープは、Feel Logicを打ち出したのか。

シャープ 通信システム事業本部マーケティングセンター副所長兼プロモーション推進室室長の河内巌氏

 河内副所長は、「米国、欧州のスマートフォンメーカーは、日本のメーカーに比べて、自らのポリシーをはっきりと打ち出している」と前置きしながら、「スマートフォンという、見た目は一枚の板ともいえる無機質な製品において、シャープが考えていること、シャープが目指しているものはなにかということを訴求する必要があった。また、次にスマートフォンを買い換える際にも、思想が継承されることが重要な要素になる。ファンを作る、ブランドを作るという意味でも、明確なコンセプトを打ち出す必要を感じていた」とする。

 携帯電話を使っていたユーザーが、初めてスマートフォンを手にした際、最も戸惑うのは操作性の違いだ。操作ボタンが極端に少なく、ほとんどディスプレーだけの板状のスマートフォンは、いったい何ができるのか、あるいはどうすれば良いのかが分からないといった戸惑いを感じやすい。

 こうした操作面での敷居の高さを克服するために、人間が本来持つ感性や感覚にマッチした使い勝手を提供したいというのがFeel Logicの根底にある考え方だ。そして、それは裏を返せば、説明書がなくても、誰でも使えるスマートフォンを実現するためのシャープの挑戦ともいえる。

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