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映像にこだわるなら、やっぱり「EIZO」

液晶ディスプレーは利用シーンに合わせて妥協なく選べ!

2013年06月26日 11時00分更新

文● 高橋量

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鮮明で迫力のあるゲーム画面を楽しめる「FORIS FS2333」

 FPSやRTSなど本格派ゲームを本気で遊びたい人には、EIZOのゲーミングディスプレー「FORIS FS2333」をオススメしたい。液晶サイズは23型ワイドで、解像度は1920×1080ドット(フルHD)。パネルにはノングレアのIPS液晶を採用している。

23型ワイドで1920×1080ドット表示の「FORIS FS2333」

 ゲーム用ディスプレーにおいてもっとも重要なのは、画面の応答速度の速さだ。応答速度とは画素の表示切り替え速度のことで、応答速度が速いほど色の描画が素早く行なわれ、残像も少なくなる。FPSのようにシビアなタイミングでプレーするゲームでは残像が発生すると照準を合わせにくくなるため、より応答速度の速いディスプレーが求められるのだ。

 FORIS FS2333の応答速度は3.4msで、23型ワイドのIPS液晶としては最速クラスの速さ。しかもこの速度は、現実的な利用に即した中間階調域(GTG、グレートゥグレー)での結果で、スペックの高さを演出するために黒と白の2色だけを利用した結果とは意味が大きく異る。ストレスなくゲームを楽しむのに十分なスペックといえるだろう。実際にゲームを試してみたが残像は一切感じられず、とても快適にプレーできた。

ゲームプレーをより快適にする、3つの「スマート」な機能

 さらにFORIS FS2333は、ゲームプレーをよりいっそう快適にする、3つの「スマート」な機能を搭載している点も見逃せない。まずひとつ目の「Smart Resolution」は、映像の奥行き感を適切に残しつつ、対象をより鮮明に映し出すことで存在感を強調する機能だ。ゲームにおいてはノイズの少ない自然な映像を楽しめる。

 ふたつ目は、ゲーム中の画面の暗い部分を見やすい明るさに自動調整する「Smart Insight」機能。FPSでは敵が闇に紛れて見えにくいことがあるが、この機能は暗部を自動的に認識してピクセル単位で明暗を調整するため、暗所の敵がハッキリと見えるようになる。最後は、画面内の動いている部分だけに対してこれらふたつの機能を適用する「Smart Detection」機能。たとえば、ブラウザーなどで動画を再生する際、文字の部分には効果を加えずに、動画だけを明るくしたり精細に描くことが可能なのだ。

画質設定は付属のリモコンで行なう

カラーモードを「Game」に設定すると、Smart機能を利用可能だ

Smart Insightをオフにした状態(写真左)と効果を最強にした状態(写真右)。画面の暗い部分が明るくハッキリ見える

 用意されている映像入力端子はHDMI端子×2とDVI-D端子、アナログRGB端子の4系統。PCだけでなく、ブルーレイレコーダーやデジカメ、ゲーム機なども接続できる。また内蔵のスピーカーでサウンドを再生することもできるが、より高音質で再生したい場合はスピーカー用のラインアウト端子を利用するといいだろう。

入力端子はHDMI端子×2とDVI-D端子、アナログRGB端子の3種類。HDMI端子を使えば、ゲーム機やデジカメなどの映像も映し出せる

 FORIS FS2333の美しい映像は、ゲームを快適にプレーするのに最適なほか、映画やデジカメ写真を楽しむのにも向いている。付属のリモコンを使えば、それぞれのシーンに最適なカラーモードに変えることが可能だ。汎用性の高さで見れば、FORIS FS2333は最強のエンタテイメント向けディスプレーといえるだろう。

主な仕様
製品名 FORIS FS2333
表示サイズ(アスペクト比) 23型(IPS/ノングレア)
最大解像度 1920×1080ドット(フルHD)
表示色 約1677万色、8bit対応(約10億6433万色中/10 bit-LUT)
コントラスト比 1000:1(標準)、5000:1(コントラスト拡張時)
輝度 250cd/m2(標準)
応答速度 3.4ms(中間階調域)
視野角 水平178度/垂直178度
インターフェース DVI-D端子、アナログRGB端子(ミニ)、HDMI入力端子×2
カードスロット
サウンド機能 スピーカー(500mW+500mW)、ヘッドホン端子、音声出力端子
スタンド 昇降機能60mm、チルト上25度/下0度、スウィーベル左右各172度
消費電力 22W(標準)、節電時消費電力0.4W以下
本体サイズ 幅545×奥行200×高さ390〜450mm

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