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米フェイスブック、効果測定ツールの使い勝手が向上

2013年06月20日 16時00分更新

文● 加藤宏之(HEW)/アスキークラウド

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 モバイル広告推進に向け韓国サムスン電子との提携を模索していることも伝えられている米フェイスブックだが、現地時間19日には、フェイスブックページの効果を測定できるツール「Facebookページインサイト」のアップデートを発表した。フェイスブックをマーケティングに活用しているユーザーに対して、使い勝手の向上が図られているという。

 アップデートのポイントの1つは、「People Talking About This(PTAT:話題にしている人)」の表示方法をわかりやすくシンプルにしたこと。投稿(ポスト)を見てくれたクリック数をはじめ、それに対するアクション(エンゲージメント)となる「いいね!」や「コメント」、「シェア」の数は、投稿の効果を測る基礎となるデータ。そこで、ページの写真へのタグ付けやメンション(言及)、プレイスへのチェックイン(位置情報)なども含め、これまで別々だったこれらのデータをまとめて表示できるようになった。

 「Virality(口コミ)」は、投稿を見たファンのうち「いいね!」や「コメント」、「シェア」といったアクションに結びついた割合で、このデータは投稿の良し悪しを判断する基準として利用されている。今回はアップデートにより、クリック数の表示を加えたほか、名称を「Engagement Rate(エンゲージメント率)」に変更した。

 また、投稿の質を測る上では、ポジティブなデータだけでなくネガティブなデータの分析も有効だという考えから、「いいね!」や「コメント」、「シェア」の数と合わせて、「よくない!」や「非表示」、スパムの報告の数もスコアカードで集計。投稿の改善などに役立てられるようにした。さらに、年齢・性別・国籍・言語などファンの属性を表示する機能では、従来は投稿を見たファンを対象にしたデータだったが、エンゲージメントに結びついたファンに関するデータも確認できるようになった。

facebook

ポジティブなデータだけでなくネガティブなデータも確認できるようになった新ページインサイトのイメージ

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