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読んだら買いそうになる!? お買い得品発掘情報 第3回

Surface RTよりお買い得なWindowsタブレットを探せ!

2013年06月20日 12時00分更新

文● 正田拓也

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通常のWindows 8タブも4万円とちょっとで買える

「ICONIA W510」

「ICONIA W510」

 Surfece RTなどのWindows RT勢の影でじわじわと買いやすくなっているのがAtom Z2760を搭載するWindows 8タブレットだ。中でも最安値クラスなのは、キーボード合体で人気を集める「acer ICONIA W510D」のキーボードなし版「ICONIA W510」。最安なら4万2000円程度で購入可能だ。

 OfficeがプリインストールしていないのはWindows RT勢と比べて残念な点だが、あまり変わらない金額で通常のWindows 8搭載タブレットが購入できる点は注目しておきたい。適当なUSBやBluetoothのキーボードやマウスと組み合わせれば、通常のノートPCと同じことができる。

 気になるAtom Z2760の処理能力だが、静止画のレタッチをする場合などではもたつきを感じるものの、ウェブブラウズ程度ではほとんど速度は気にならない。電池の持ちはすばらしく、ICONIA W510単体で9時間のビデオの連続再生ができる(スペック値)とのこと。

もう少し高めのスペックで、ということならデルの「Latitude 10」やエイサーの「ICONIA W700」なども要検討

 なお、スペックをもう一段上げたいというのなら、デル「Latitude 10」のスタンダード版に注目したい。10.1型液晶、Atom Z2760という点は共通だが、スタイラスペンが利用でき、Windows 8を「Pro」にしたり、ストレージを128GBにしたりとカスタマイズして購入できる。

 そして、さらに上のUltrabookと変わらないスペックを持つタブレットもある。「acer ICONIA W700」はCore i3 3217U(1.8GHz)と11.6型で1920×1080ドットの高解像度液晶を搭載して6万5000円からという価格。

 金額的にもサイズ的にもお手軽なタブレットと呼ぶのは苦しいかもしれないが、ノートPCよりも軽く、立ったままで使える。そして処理能力は同等なので、ノートPCの代替としても検討するのもアリだ。

  • CPU:Atom Z2760(1.8GHz)
  • メモリー:2GB
  • ストレージ:64GB
  • ディスプレー:10.1インチ(1366×768ドット)
  • 製品情報

Androidタブレットはとにかく安い!

「Google Nexus 7」

「Google Nexus 7」

 タブレットといえばAndroidという時代もあったが、現在は安値競争の末、恐ろしいほどの激安機種や、十分な性能を持ちながら割安という機種など、価格重視の機種が増えた印象だ。

 そこで、極めて当たり前の選択となるが、7インチタブレットでは「Nexus 7」が2万円以下と価格的にも性能的にもおすすめ。できれば3万円ほどとなるが3Gモデルを購入し、最近流行の月額1000円以下でデータ通信ができるSIMとセットで使い、無線LAN環境がなくても使えるようにすると快適だろう。

 また、10インチタブレットでは、誰でも購入できる機種ではないが、NTTドコモのスマートフォンユーザーなら9975円で買えるタブレット「dtab」がお得。ドコモから販売されるが、モバイル通信契約なしに使える純粋なタブレットだ。

 実際には月額525円の動画配信サービス「dビデオ」を7~8ヵ月使うことが条件となるため、合計で1万4000円ほどかかってしまうが、それでも安いことに変わりはない。

 素性の怪しい激安中華タブレットを購入するよりはアフターサービスの心配もなく賢い選択。ただし、9975円は9月30日までの期間限定だ。

  • CPU:Tegra 3
  • メモリー:1GB
  • ストレージ:16GB
  • ディスプレー:7インチ(1280×800ドット)
  • 製品情報

Office付きタブレットが今後人気に!?

 iPad miniの登場をはじめ、Nexus 7をはじめ7型タブレットが人気を集めている今、いよいよWindows 8タブレットも少し大きいが8型タブレットがAcerから登場する見込みだ。

 マイクロソフトのライセンス条件変更もあり、タブレットなら割安でMicrosoft Offceをプリインストールできるようで、Windows RTではない格安タブレットにOffceプリインストールという夢のような組み合わせがまもなく実現し、人気を集めることが予想される。

 Windows 8タブレットなら通常のWindowsのようにどのプリンターでもドライバーが揃ってるし、ソフトウェアも豊富。日本語入力ソフトも自分好みにカスタマイズ可能。今までタブレットを我慢して利用してきた層も、一気に乗り換える可能性がある。

 したがって、今後しばらくはWindows 8タブレットの人気が続くと予想される。Officeプリインストールの影響で実売価格は高くなりそうだが、その分参入も多くなり、各社の製品が出揃った頃にはOfficeプリインストール機もかなり手頃な価格で手に入れることが可能だろう。

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