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果物電池の最強は何だ!? 限界に挑戦 第1回

大人の自由研究「秘めたる果実から湧き出るアレ」(レモン電池)

2013年06月18日 16時00分更新

文● 藤山哲人

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すっすごく大きいです……
俺のダ●コンでも発電してみた

 さて果物が電池になるなら、野菜だって電池になるかもしれない。ニンジンや大根、レタスで本当に発電できるのかも実験してみた。

トマト、0.90V

ニンジン、0.95V

キュウリ、0.87V

タマネギ、0.90V

ダイコン、0.79V

ニンニク、0.86V

ヤマイモ、0.92V

アボガド、0.86V

レタス、0.73V

 どれも電池になるが、とりわけニンジン電池の電圧が高かった。まったくダメかと思われたレタスも、ほかより電圧が低かったが発電できた。

野菜ではニンジンとヤマイモが発電効率がいいみたい

 今回実験した果物と野菜の総合ランキングを見てみると、酸っぱさや水分はあまり関係ない様子。ただひとつ言えるのは、電圧が突出して高いものや低いものはないという点だ。

こうして色々な野菜や果物の電圧を計測してみたが、突出して高いものは見当たらなかった

亜鉛をほかの金属に変えると電圧が変わる!?

 さてここでは、果物電池で定番の亜鉛と銅を使ったが、亜鉛の変わりに鉄板やアルミを使うこともできる。またブルジョアなら銅の替わりに、銀や金を利用してもいい。使用する金属を変えると出力される電圧が変わってくるので色々試してみるといいだろう。

 さらにこれらは、ニッケル水素電池やニッカド電池が1本1.2Vだったり、マンガン電池が1.5Vだったり、リチウムイオン電池が3.7Vと決まっている理由になっている。マンガン電池は亜鉛と2酸化マンガン、ニッケル水素電池はニッケルと水素(を含んだ金属)、リチウムイオン電池はリチウムとシリコン(ケイ素)やゲルマニウムを使っている。レモン電池はいうなれば「亜鉛-銅電池」というわけだ。

次回はキワモノ系とドリンク系の計測に挑戦

 今回は野菜の電池化に挑戦したが、次回は野菜という枠に収まらずお茶やジュース、エナジードリンクの電池化にも挑戦!

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