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業界人の《ことば》から 第44回

価格戦略でチラシに×を付けるなんて、MSではないこと

2013年06月18日 09時00分更新

文● 大河原克行

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今回のことば

「あっちが値上げをするならば、こちらは値下げをする。『目には目を』ではなく、『目には歯を』の戦略だ」

(日本マイクロソフト・樋口泰行社長)

そういえば樋口さんは、ダイエーにもアップルにもいらっしゃいました

 日本マイクロソフトは、同社ブランドのタブレット端末「Surface RT」の参考価格を、6月14日から7月14日までの期間限定で、一律1万円値下げする(関連記事)。

Surface

 Surface RTの32GB版では、4万9800円の参考価格を3万9800円に、64GB版は5万7800円を4万7800円に値下げ。また、タッチカバーをセットにした32GB版は5万7800円を4万7800円に、同じく64GB版は6万5800円を5万5800円に同じく1万円値下げする。

価格改定の概要

 日本マイクロソフトの樋口泰行社長は、「Surface RTは、3月15日の発売以降、予想を上回る販売実績となっている。だが、エントリーユーザーが、さらに手軽に使ってもらうための価格に見直した」と語り、「3万9800円の新たな価格は、iPad mini 32GBと比べて画面が大きく、Officeが標準搭載されていながらも、3000円安い。そして、USBポートもあり、PC用の周辺機器も利用できる。また、iPad Retinaモデルの32GB版に比べると2万円も安くなる。圧倒的な競争力を持った製品になる」と自信をみせる。

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