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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第45回

夏スマホの本命 ドコモのツートップとHTCを比較

2013年06月17日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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フロントスピーカーの
位置に納得のHTC J One

 HTC J Oneは、ホーム/戻るボタンがタッチセンサータイプ。メニューボタンは無く、ホームボタンが画面下の右側にくる珍しい配置。HTCのロゴが中央にきているが触れてもとくに反応はなく、ただのデザインである。

 正面にある2つのスピーカーは納得の位置。他の2機種が背面にスピーカーがあるだけに、音楽の聞こえやすさではHTC J Oneが有利だ。電源ボタンとむき出しのイヤホンジャックは上部に配置。下部にはやはりむき出しのmicroUSB端子がある。

 右側面に音量ボタン、左側面には背面カバーを外すレバーが配置されている。これは上にスライドするとパカッと背面カバーが開く。ただしバッテリーの取り外しは不可。その代わりmicroSDとmicroSIMのスロットがある。ストラップホールは無い。

金属のボディーが高級感あり。縦位置での前面上下にステレオスピーカーを設置。防水非対応でキャップレスだ

裏ブタはラッチで開けられるが、バッテリーの交換は不可。ただし、microSDカードの追加は可能。microSDスロットは海外モデルには無く、うれしいカスタマイズ要素だ

ドコモツートップの実質価格が激安
auは新規契約で割引が無くなりやや不利

 最後に料金を比較する。主要料金プランと割引サービスに契約している、と想定し、2年間のトータルコストも計算した。本体価格については各社のオンラインストアを参考にしている。

  Xperia A GALAXY S4 HTC J One
一括価格
(新規/機種変更)
7万8120円/同 8万3160円/同 6万5520円
/同
実質価格
(新規/機種変更)
5040円/2万5200円 1万5120円/3万5280円 3万240円/同
ISP spモード spモード LTE NET
315円 315円 315円
基本使用料 タイプXi にねん タイプXi にねん LTEプラン
780円 780円 980円
通話料 21円/30秒 21円/30秒 21円/30秒
パケット定額 Xiパケ・ホーダイ ライト Xiパケ・ホーダイ ライト LTEフラット
4935円 4935円 5985円
2年間トータルコスト 14万9760円~ 15万9840円~ 20万4960円~

 Xperia AとGALAXY S4は、一括価格は高価だが、毎月の割引/月々サポートが大きく、実質価格が大幅に下がる。Xperia Aはなんと実質5040円だ。また機種変更の価格も、ケータイから機種変更した場合であれば、「はじめてスマホ割」で実質価格がさらに最大1万80円引かれる。

 このようにドコモのツートップは実質価格が安いうえ、パケット定額もデータ量が3GBまでの「Xiパケ・ホーダイ ライト」なら月4935円と抑えられる。結果、トータルコストでXperia Aが15万円を切っている。

 一方のHTC J Oneだが一括価格はドコモの2機種より安く、毎月割によって実質価格は半額になったが、今回は他の2機種の割引がさらに大きい。またこれまで新規契約で行われていた「LTEスマホ パケット割」キャンペーンが5月31日で終了し、パケット定額が5460円から5985円に戻っている。結果としてトータルコストは20万円を超え、ドコモとは5万円ほどの差に。これはかなり痛い。

 auの場合は、対応する固定通信サービスとの組み合わせで、料金が割り引かれる「auスマートバリュー」や、MNPでの加入であれば「auにかえる割」で2年間基本使用料0円になるので、これらのサービスを組み合わせることで、うまく料金を抑えたい。

MNPによる加入で基本使用料が0円になる割引の名称が変わった

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