印象的だったシーン
ここからは、基調講演中に撮影した写真から、印象的だったシーンをまとめてご紹介したいと思います。
プロダクトデザインに加えて、ユーザー体験のデザインをiOS 7で披露したJonathan Ive氏。今回もビデオでの出演となりましたが、会場で発表の様子を見守っていました
WWDC 2013のオープニングムービーは、シンプルな図形と文字で構成されるアニメーション。Appleが作るビデオは、製品のアップなどの写真が多かったため、新鮮な印象を覚えました。iOS 7の新しいデザインへの伏線なのかもしれません
これまでネコ科の動物を愛称にしてきたOS Xですが、名称を発表するにあたり、Craig Federigihi氏は、「Sea Lion」(アシカ)と冗談を織り交ぜて聴衆の笑いを取っていました。「ネコ科の動物不足でリリースを遅らせられない」とし、カリフォルニアのサーフィンの名所「Mavericks」を採用です(アシカは、サンフランシスコの海岸のシンボル的存在、Mavericksはサーフィンスポットの海岸と、きちんと海つながりです)
OS X Mavericksのデモで最も盛り上がったのは、マルチディスプレーのサポートでした。これまでも複数のディスプレーを利用できましたが、独立してFinderメニューやDockを表示するといった、完全なマルチディスプレーの使い勝手は実現していませんでした
MacBook Airのスライドでは、強化されたバッテリーライフが発表される際にも歓声が上がりました
iTunes Radioは、独立したサービスというよりは、iOS 7の機能のひとつというイメージで披露されていました。サービス開始はiOS 7提供に合わせたものであり、今すぐに使えるわけではない点も、あまり大きな扱いではなかった理由といえるでしょう