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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第308回

案外難しい!? 雨の日に撮る室内猫

2013年06月14日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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OM-DにLEDライトを装着してみる

 いろいろ考えた結果、カメラにライトをつけて撮ってやれ、と。

 今、撮影用のLEDライトってのがあって、カメラのアクセサリーシューにつけられるのだ。

 今回付けてみたのが、マンフロットの「MINI LEDライト24」。24ってのはLEDが24個並んでいるからという単純さがいい。これをカメラに付けて輝度を最大にしてやるのだ。

OM-DにマンフロットのLEDライトを装着してみた。こんな風に明るく光るのだ。かなりまぶしいが、調光機能もついてる。これは単4型バッテリー2本で動作するので軽くていい

OM-DにマンフロットのLEDライトを装着してみた。こんな風に明るく光るのだ。かなりまぶしいが、調光機能もついてる。これは単4型バッテリー2本で動作するので軽くていい

 フラッシュと違い、常時光っているので撮ってみないと出来上がりがわからないってこともないし、連写もできる。それにフラッシュは猫の目によくないと言われているし。

 さてうまくいくか。

網戸に爪をかけて伸びをした瞬間の図。ここからゆっくり上るときと、いきなり走ってきて網戸に飛びつくケースがある。後者の時はそのまま網戸ごと向こうに倒れそうでちょっとこわい(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

網戸に爪をかけて伸びをした瞬間の図。ここからゆっくり上るときと、いきなり走ってきて網戸に飛びつくケースがある。後者の時はそのまま網戸ごと向こうに倒れそうでちょっとこわい(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 LEDライトの光ってそんなに広がらないので周辺部がほどよく暗くなるし、室内灯よりずっと明るいので、これはこれで味のある写真を撮れて面白い。ISO感度もあまり上げずに済む。

 しかも中心部だけが明るく光るから、「夜っぽさ」が出る。深夜こっそり網戸をのぼっている的な怪しい感じがいい。

LEDライトは照射角が広くないので広角レンズをつけて撮ると周辺がこんな風に暗くなって深夜っぽい雰囲気が出る。ガシガシと上っている瞬間(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

LEDライトは照射角が広くないので広角レンズをつけて撮ると周辺がこんな風に暗くなって深夜っぽい雰囲気が出る。ガシガシと上っている瞬間(2013年6月 オリンパス OM-D E-M5)

 猫を撮るときって基本、フラッシュは焚かない(特に子猫は)。LEDは結構まぶしいからどうかなと思ったんだけど、意外に嫌がらなかったので(突然光るのではなく、常時光ってる定常光だからかも)、また挑戦してみる予定。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメをレビューをしている。趣味はネコと自転車と古道散歩。単行本は『ともかくもっとカッコイイ写真が撮りたい!』(MdN。共著)、『デジカメ撮影の知恵 (宝島社新書) (宝島社新書)』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフカメラが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫)、『古地図とめぐる東京歴史探訪』(ソフトバンク新書)、『古地図でめぐる今昔 東京さんぽガイド 』(玄光社MOOK)。Twitterアカウント @ogikubokei。ブログは http://ogikubokei.blogspot.com/


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