NTTドコモからiPhoneは発売されるのか――これは、iPhoneの最新機種のリリース時期が近づくたびに必ずと言っていいほど飛び交う噂だが、期待とも受け取れるこうした世間の声を数値化した調査結果がこのたびICT総研から公開された。
ICT総研が実施した1000人のモニターに対するアンケート調査によると、現在販売されていないスマホやタブレットが今後発売となった場合の購入意欲として、最も人気があったのはNTTドコモ版iPhone。その割合は24%で、4人に1人がNTTドコモ版iPhoneの登場を望んでいるようだ。NTTドコモ版iPadの購入意欲も17.1%で、5人に1人という割合に近い。
前年に実施した同様調査の結果では、NTTドコモ版iPhoneが27%、NTTドコモ版iPadは25.5%だったため、両機機種ともポイントが減少している。しかし、これはNTTドコモ版iPhone・iPadへの関心度の低下を表しているとは言えない。NTTドコモからiPhoneとiPadが発売されることを期待していたユーザーが、昨年から今年にかけても発売されなかったため、あえなく他端末を購入したという可能性が考えられるからだ。
iPhone 5の後継機としてiPhone 5Sが今夏に発売されると見込まれる今後、今度こそNTTドコモからiPhoneが発売されるのではないか、という希望的観測が高まりつつある。それは現時点では現実味を帯びてはいないが、いずれにせよ、NTTドコモ版iPhone・iPadへの潜在需要が高いことは確かなようだ。

現在販売されていないスマホやタブレットが今後発売となった場合の購入意欲
