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2013年ネットワーク動向+Interopレポート 第8回

Active Fabricでイーストーウェストのトラフィックに対応

SDN対応もバッチリ!デルの40GbE対応スイッチ

2013年06月12日 11時43分更新

文● 谷崎朋子

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6月11日、デルはOpenFlow対応のファブリックソリューション「Dell Active Fabric」と管理ソフトウェア「Dell Active Fabric Manager」、データセンター向けLAN/SAN統合スイッチ「Dell Networking S5000」(以下、S5000)を発表した。

拡張性に優れた新アーキテクチャ

 Active Fabricは、仮想化が進む最近のデータセンターに最適なネットワークアーキテクチャだ。

 従来のデータセンターでは、クライアントからデータセンターへ流れる垂直方向のトラフィックがメインだった。しかし、最近はVMやHadoop、VDIなどの登場でトラフィックパターンが変化、サーバーやVM間といった水平方向のトラフィックが飛躍的に増加した。こうした新たなトラフィックパターンに対応するのがActive Fabricだ。

 データセンターの変化に合わせて、デルでは仮想化やSDNへの対応を積極的に進めている。2012年には「Dell Networkingアーキテクチャ」を発表し、SDNの実装を実現。特に業界標準に沿った相互運用性を重視し、Object Management Group、Open Networking Foundation、OpenFlowなどの標準化団体と緊密に連携するほか、OpenDaylightにも加盟してSDNコントローラーの開発に取り組んでいると、米国デル Dell Networking プロダクトマーケティング・ディレクター ジョナサン・セクラー氏は述べる。

米デル Dell Networking プロダクトマーケティング・ディレクター ジョナサン・セクラー氏

 Active Fabricの管理ソフトウェアは、Active Fabric Managerだ。単一のGUIコンソールからプランニングやコンフィグレーション、モニタリングなどを集中管理でき、ファブリックの設計ではプロビジョニングや検証、設定の自動化で工数を削減、効率的な展開を支援する。

Active FabricおよびActive Fabric Manager

40GbEへのステップアップを可能にする
新LAN/SANスイッチ

 新スイッチのDell Networking S5000は、デル初の完全モジュラー型スイッチだ。筐体正面の右側には40GbEポートを実装。モジュールは12ポートの10GbE、またはFCおよびEthernetのコンボモジュールの2種類があり、ニーズにあわせて選択できる。10GbEスイッチとして利用する場合、最大64ポートで利用可能だ。

Dell Networking S5000

 40GbEは、まだ早いと言う企業も少なくないだろうと、デル ESGエンタープライズ・プロダクト・セールスグループ ネットワークセールス部長 草薙伸氏は述べる。しかし、「10GbEサーバーの導入が急速に進む現在、アップリンクが40GbEの時代も近い。今は10GbEスイッチまたはコンバージドスイッチとして利用し、将来的に40GbEへステップアップする。そんな使い方もできる」(草薙氏)。

デル ESGエンタープライズ・プロダクト・セールスグループ ネットワークセールス部長 草薙伸氏

 S5000は、6台までスタッキングできるほか、アクセスからコアへのリンクでActive-Activeなロードシェアリング環境を実現する同社のVLT(Virtual Link Trunking)もサポート。ハードウェアスタッキングしてサーバーとインターコネクトし、40GbE移行を踏まえた構成にするか、またはVLTベースのL2ドメインを構築するL2ファブリックにするか、LAN/SANコンバージェンスファブリックにするか、ユーザーは自由に構成を組める。

S5000の構成例

 OpenFlowには、FTOS(Dell Force10オペレーティングシステム)9.1で正式対応。現時点では、10/40GbEスイッチ「S4810」と40GbEスイッチ「Z9000」が対応しており、S5000を含むSシリーズやZシリーズでは今年中に対応予定だ。

InteropのShowNetでもデルが活躍

 なお、6月12~14日開催の「Interop Tokyo 2013」では、S5000の展示があるほか、最新技術をつなげて実運用にチャレンジするテストベッド「ShowNet」でもデルの各種製品が導入されている。

 ShowNetを構築するNOC(Network Operation Center)チームの東京大学情報基盤センター 准教授 関谷勇司氏は、「今年のデルは、機器提供だけでなくエンジニアも泊まり込みで構築に携わり、“本気のデル”を感じた」と述べ、サーバーのメモリ増設やファームウェアのアップデートなどを現場で即時対応したデルチームに感謝を述べた。

東京大学情報基盤センター 准教授 関谷勇司氏

 ShowNetでは、たとえばOpenFlowによるセキュリティ監査ネットワークで、デルのS4810、Dell SonicWALL SuperMassiveやAventailが利用されている。外部や内部の膨大なパケットをsFlowやNetFlowで監視したのちに、必要なフローだけをOpenFlowスイッチのS4810などに流し、疑わしいパケットをセキュリティ製品のSuperMassiveやAventailに投げ、検証する。

ShowNetのセキュリティ監査ネットワークにおけるデル製品

 NOCでは、19番と20番ラックにデルのiSCSI SANストレージ「Dell EqualLogic」、サーバー「PowerEdge」、スイッチのZ9000やS4810/4820T、S60、セキュリティ製品の「SonicWALL SuperMassive E10000」や「Aventail EX7000」などが搭載されている。実際に運用されている様子は、Interop会場のNOCで見ることができるので、ぜひ足を運びたい。

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