このページの本文へ

2013年ネットワーク動向+Interopレポート 第7回

フロアや広域ネットワークをまたいで仮想ネットワークを構築

ストラトスフィア、オフィス向けのSDN「OmniSphere」開発

2013年06月12日 06時00分更新

文● TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 6月11日、インターネットイニシアティブ(IIJ)とACCESSの合弁会社でSDNをベースとした基盤ソフトウェアの研究開発を行なうストラトスフィアは、SDNをベースとしたオフィス向け仮想ネットワークソリューション「OmniSphere(オムニスフィア)」開発した。2013年8月を目処に提供を開始する予定となっている。

 OmniSphereは、SDNの技術により企業の物理ネットワーク上に柔軟な仮想的なL2ネットワークを構築するソリューション。フロアや拠点間を結ぶ広域ネットワークをまたいで、PC・スマートデバイスなどの端末、物理/仮想サーバーを同一の仮想ネットワークで接続・管理できる。これにより、社員の端末を認証するだけでオフィスネットワークを自動設定でき、企業ネットワークの運用管理負荷を大幅に削減するという。

OmniSphereの構成図(同社サイトより抜粋)

 OmniSphereソリューションは、MACアドレスやユーザーで認証する「OmniSphere Engine」、OmniSphere Engineと連携して認証し、L2オーバーL3リンクを自動設定するOmniSphere対応のスイッチやアクセスポイント、L2オーバーL3リンクを終端し、サーバーやクラウドなどが接続されたVLANネットワークに中継する「OmniSwitchNode」から構成される。

 同社ではOmniSphereの商用化と併せて、国内のネットワーク機器メーカーにOmniSphere対応スイッチやアクセスポイントの製品化を提案していくという。

■関連サイト

カテゴリートップへ

この連載の記事
  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード