「SA46Tマルチプレーンエクスパンション」を開発
富士通、IPv4の継続利用とIPv6導入を支援する新技術
2013年06月11日 06時00分更新
6月10日、富士通はIPv4アドレスの枯渇に対し、IPv4サービスの継続とIPv6導入を両立する技術「SA46Tマルチプレーンエクスパンション」を開発したことを発表した。
昨年6月に発表された「SA46T/SA46T-ASデータセンターソリューション」では、SA46T(Stateless Automatic IPv4 over IPv6 Tunneling)をベースに、IPv6上で約43億のIPv4ネットワークを収容可能にしている。今回発表されたSA46Tマルチプレーンエクスパンションでは、このSA64Tのバックボーンネットワーク側の技術に加え、今回開発した末端のスタブネットワーク側の技術「SA46T-PR」「SA46T」、そしてSA46T-PRのドメインを相互接続する技術「SA46T-PT」など3種の要素技術から構成されている。
これにより、IPv6ネットワーク上で収容できるIPv4サービスの数を約43億個まで拡張できるほか、ネットワーク規模や複数の国をまたぐような地理的距離を問わないスケーラビリティを実現するという。また、IPv6でしか構成できないネットワークが構築された場合、そのネットワーク規模により、「SA46T」か「SA46T-PR」かを使い分けることが可能となる。
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