よりコンデジらしい大型センサー採用機
キヤノン「PowerShot G1X」
キヤノンの「PowerShot G1X」は、ほかの機種よりもよりコンデジに近いという意味で、今回集めた機種の中でもちょっと異色だ。
撮像素子サイズは1.5型という、APS-Cセンサーよりは小さいがマイクロフォーサーズ機よりも大きなセンサーを搭載。有効画素数は約1430万画素となっている。
レンズは35mm版換算で約28mm-115mm相当の光学4倍ズームで、広角側での開放F値はF2.8、望遠側はF5.8。今回の中では唯一のズーム採用機でズームは便利なのだが、G1Xは広角側で20cmまで、望遠側では80cmまでしか近寄れないのがネック。マクロ撮影はあまり得意ではない。
見た目は同社のPowerShotシリーズの上位モデル「G」シリーズの流れを組むデザインでかなり無骨な印象だ。
フルオート撮影でも文句のない画質
実売価格は5万円前後で比較的手の出しやすい値段だろう。使った感じはまさにコンデジそのもの。本体サイズがちょっと大きめだが、機能面では最近のコンデジの傾向に近く、フィルター的な機能を備えつつもフォーサーズよりも大きな撮像素子を採用しており画質面では問題ないレベルだ。

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