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高精細タブレットなのに「紙の書き味」とはこれいかに?

新REGZA Tablet AT703の書き心地を体感せよ!

2013年06月24日 12時00分更新

文● 岡安 学 写真●篠原孝志(パシャ)

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撮影した写真をノートに貼り付け、そこに文字や絵、図形などを書き込める。

Webサイトのキャプチャーページなどの画像も貼り付けて、上からメモ書きをすることも可能。

仕事や学習など、実践で活躍する手書きノートアプリ「TruNote」

机に見立てたホームには、複数のノートが乱雑に置かれている。新しく追加したノートは引き出しの中にしまわれて、スクロールさせるとすべてのノートを確認できる

 REGZA Tablet AT703には、手書き入力を最大限に活かすためのアプリとして、TruNoteがプリインストールされている。TruNoteは、紙のノートの使いやすさとデジタルの利便性を融合した、仕事や学習に使える東芝独自開発のアプリケーションだ。手書き入力した文字を書き残す為のノートを管理したり、新たに作成したりできる。最初からいくつかのノートが用意されているが、新たにノートを増やしたり、削除したりすることができる。REGZA Tablet AT703を持ち歩くことは、何十冊、何百冊のノートをカバンに入れて出かけられると同じことなのだ。

 手書きノートアプリとしても使い勝手がよく、ノートをテキストやPDFなどにエクスポートすることもできてしまう。もちろん、エクスポートした書類はSNSやクラウドへの連携も可能で、多くの人と共有したり、パソコンやスマートフォンとなどとデータを同期しておくこともできる。もちろん、メールにも対応している。

 実際のノート以上に高い使用感を実現しているのが、検索機能だ。手書き文字に対して、手書き文字で検索したり、さらにはソフトキーボードなどによるテキストからの検索もできる。また、四角や丸、ハートなど簡単な図形であれば、これらの検索もできてしまう。ノートに日付や見出しを付けておけば、必要な情報がすぐに手に入れられるのだ。

 さらに注目したいのが、編集機能。手書き文字もコピー&ペーストできるほか、移動や切り取りなども可能。ラベルを貼り付けてページの分類して使い分けられる。ページに画像や他のアプリケーションのスクリーンショットを貼れるので、その上からメモやコメントを追加しておける。

 手書き文字や図形を整形し、テキスト化や図版化してくれる機能もある。そのままエクスポートすれば、MS-Ofiice 2007以降のOfficeで表示することもでき、いちいち手打ちでテキスト化する必要もない。エクスポートしたデータは内蔵ストレージに保存されるので、そこからクラウド上へアップしたり、メールに添付するなど、手書きデータと同様に共有や一括管理などが行える。

ペン設定の画面。いつでも呼び出すことができるので、ペンの種類や色など、簡単に変えて書くことができる。

・TruNoteの基本設定を確認!

 TruNoteのノート設定は、ペンの設定やラベルの設定、ノートのプロパティの変更などが行える。ペンの設定では、ペンの種類や色、太さ、透明度を選べる。ペンの種類は万年筆、鉛筆、ボールペン、フェルトペン、サインペンの5種。万年筆は筆圧による線の太さにメリハリがつけやすく、サインペンは筆圧によって色の濃さが出やすい。いずれも特色があり、書き味が違う。色は全部で10種類で、5種類のペンすべてで使える。透明度はインクの濃さと考えればいいだろう。

 ラベルによるページの分類は、いわゆる付箋をページに貼り付けることができ、文字検索以外にもどんなページであるかがひと目でわかるようになっている。ラベルも手書きで自由に文字を書くことができ、カラーも5色から選ぶことができる。

 ノートのプロパティでは、ノートのタイトルの設定や表紙の色や形、用紙の変更ができる。用紙は無地と方眼(2種)、罫線(2種)の計5種類を用意。使用するシーンによって使い分けができる。

 これらの機能をキッチリと使いこなせば、REGZA Tablet AT703ひとつで、何冊ものノート、何本ものペンを同時に管理することができるのだ。

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