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アニメファンならぜひ行きたい!聖地巡礼ツアー第19回

氷菓のロケ地とともに日本の歴史を紐解く旅

2013年06月09日 15時00分更新

文● 中村信博 撮影●エンドス

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 翌日。筆者は高山市役所のコインパーキングにクルマを停めて、積んできたクロスバイクで高山市内の「氷菓」登場スポットを巡ることに。高山は一級の観光地なだけに市内にはたくさんのコインパーキングがあり、クルマで訪れても駐車場所に困ることはない。市内はほぼ平坦で、レンタサイクルを使えば楽に各スポットを巡ることが出来るだろう。以降はいつもの通り高山の歴史を紐解きながら、登場スポットを巡ってみよう。

 高山の街へは、東京から東海道新幹線で名古屋に向かい、そこから高山本線の特急利用で約4時間。あるいは新宿から出ている高山行きの高速バスを利用する。自動車なら中央道利用で松本まで向かい、そこから国道158号線の安房トンネルを抜けるルートがもっとも近い。かつて高山は東京から非常に行きにくい場所だったが、安房トンネルの開通で大幅に行程が短くなった。

主人公たちが通う神山高校

主人公たちが通う神山高校のモデルは、県立斐太高校。卒業生の白線流しが伝統として残る高校だ。校舎前のこのカットは、「氷菓」放送を告知するポスターなどで使われた
高校周辺の情景は、第1話をはじめ登下校シーンで頻繁に登場している。残念ながら橋の架け替えのため、劇中と同じ情景を撮影することは難しくなってしまった。なお、校舎内への立ち入りは厳禁だ
近くには、入須先輩の家が営む恋合病院のモデルとなった久美愛厚生病院もある。移転のため、現在は建物が残るのみ

3年前の悲劇を追った神山市図書館

高山市街地、町並み保存地区から坂を上ったところにある、高山市図書館「煥章館」。明治9年にこの場所に建てられた高山煥章小学校の校舎を再現したもので、建物自体は平成16年の建築だ
この煥章館は、単行本未収録の第18話「連峰は晴れているか」に登場。奉太郎と千反田が、3年前にあったある悲劇を追うシーンの舞台となった

第一期のオープニングにも登場の荒楠神社

第1期OPにも登場した荒楠神社のモデルは、日枝神社。春の例祭は、日本三大曳山祭のひとつ・高山祭の山王祭として開かれる
この日枝神社が主に登場するのは、第20話「あきましておめでとう」。新年三が日には、劇中と同じくたくさんの人が初詣に訪れるのだろう

 飛騨国は東西を険しい山脈にふさがれ、南北に伸びる河川峡谷沿いの細長く狭い平地に人家が並ぶ土地だ。日本でも有数の豪雪地帯をかかえていて春が遅く、また土地が狭いために農産物は比較的採れにくい場所とされる。一方で総面積のうち92%超が森林地帯で占められていて、ここから産出される木材を使った木工技術は遠く京の街でも評判を呼び、かつては米の代わりに木工品や「飛騨匠」と呼ばれる技術者の派遣で徴税が行なわれていた時代もあった。

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