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着実に成長する彼女たちに首ったけ

9nineは肉食系女子?新曲、ステージの想いをメンバーに聞く (3/4)

2013年06月07日 16時08分更新

文● 荒井敏郎

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──なるほど。扇風機だけに、ですね(笑)。では最後に、9nineにとって「ステージ」とはなんでしょう?

Evolution No.9(初回生産限定盤B)

佐武 いちばん楽しいところ。うちは。ライブがお客さんの感情をリアルに感じるし、自分たちがどれほど対応できるかっていうのも本番でわかるから。そういうところを含めて成長具合が確かめられる場所ですよね。自分たちを見に来てくれているファミリーばっかりだから家みたいで落ち着く場ではあるんですけど、いちばん緊張する場所でもあるし、いちばん記憶に残ります。

西脇 私はやっぱり、自分がいちばん輝く場所だし、いちばん輝かせてくれる場所だと思っています。自分ひとりで歌っていてもダメで、みんながいるから輝けるんですよ。「自分いま輝いているな」って、ちょっと恥ずかしいんだけど、そう思えることがうれしいですね。だから宇綺と同じで、ライブがいちばん楽しい場所だと思っています。

川島 私は、結構自分が試される場所かなと思いますね。楽しいところではあるけど、シビアなところでもある。いままで応援してくれてきているファンの方は、私たちのことをすごくわかってくれていると思うから、コンディション悪かったらバレると思うし……。初めて来た人に見てもらうのも緊張するけど、いちばん気を引き締めなきゃって思うのはそこですよね。ファンの人の前だからこそ成長を見せていかないと。9nineは成長してるんだって感じてるからこそ、応援してもらえると思うので。でも、同じ空間の中で一緒にみんなが同じ時間を過ごしているというのがライブで、それはすごく素敵なことだと思います。個人のお仕事ではそういうことがないので……。

村田 私は、楽しいって言うのがいちばんです!

── 確かに。楽しそうですよね。

西脇 大きく見える。

村田 ステージでおっきく見えるって最近よく言われて、すごくうれしいんですよ。はじめていまの5人で品川ステラボールに出たときのことを思い出すと、本当に緊張しかしてなくて頭真っ白やったし、大丈夫かなって思ってたんですけど……。いまでは頭が真っ白になることはなく、来てくださっているみなさんと楽しもうっていう余裕は出てきたかなって思います。

── ステージ上での余裕は感じますよ。手を抜くとかではなくて、ちゃんと周りを見ながらパフォーマンスしているように思います。

吉井 ひとりひとりは、すっごくチキンなんですけど。

佐武 わかるー。

西脇 わかるー。

吉井 それを、「5人おるから大丈夫だよね」「うん大丈夫!」って勘違いさせてステージに出ている部分はあるかもしれないですね。

西脇 今回のツアーは特にそうだよね。登場する前にみんなで叫んでから出て行くんですよ。百聞<一見ツアーなので「百回聴くより1回見てけ!」って。

村田 いかついいかつい(笑)。

川島 おらおらって感じで(笑)。やっぱり、いままでのライブだと、どこかお客さんに任せてたじゃないけど、頼っちゃってた部分があったと思うんです。今回は特にパフォーマンスで攻めているセットリストなので、私たちがライブを引っ張っていくぞ! って思っていますね。だから、私たちが自信を持ってやらないと、お客さんたちも戸惑ってしまうと思うんです。そういう意味では、ちょっとね、肉食系女子的な感じかな?

村田 そうそうそうそう。

川島 気分的には。

佐武 裏設定では、おらおら女子なんですよ。今回のツアー。

全員 ……。

川島 自信あることをどや顔で言っちゃうの、クセだよね(笑)。

吉井 (真似しながら)おらおら女子なんで(笑)。

── いや、でも(笑)、自分が歌っていないパートでもみんあがひとつになっている感じがすごくわかります。特に吉井さんが歌い出す瞬間とか。

西脇 かんちゃんのサビとか、うちらもうしろで歌ってるんですよ。声こそ出てないですけど、(歌う真似をしながら)めっちゃうちらもって感じですよ。

川島 それあるかもね。

吉井 それがあるから、かなも自信もって歌える。

川島 それは1年前は課題とされてきたことなんですよ。ステージ上で自分たちが自然に歌を口ずさめるようになってるっていうのが、すごくうれしいですね。

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