台湾の台北市で開かれるアジア最大のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI」が現地時間の6月4日から開催中だ。その展示会場にあって、ひときわ目を引いているのが台湾のCONARY ENTERPRISE社ブース。来場した日本のビジネスマンも興味を持って見つめる「iPin Laser Presenter」は、会議や講演などに使う直径7.6mm、全長16mmのピン状のプレゼンテーションツールだ。
iPhoneのイヤホン端子に差し込み、ピンの先端から照射されるレーザーを専用アプリでコントロール。Wi-FiやBluetoothなどでパソコンと接続すれば、プレゼンファイルの操作もiPhoneで可能だ。専用アプリには、プレゼン時間を決めて残り時間を知らせる機能も搭載されている。
iPin Laser Presenterは「COMPUTEX d&i アワード」を受賞するほど評価が高く、現在、米国で49.90ドルで販売されている。レーザーポインターが通常のよりも3倍ほど明るい点と、とがったピン形状というデザインのため、安全面の認可が下りないと日本では販売できないという。しかし、日本と米国の特許を所得していることから国内販売も期待大。なおAndroid版の開発も進めているとのことだ。