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スマホで始める「音楽アプリ部」 第2回

初心者からプロまで満足できる

JamUP Pro XTはギタリストにとってのベストアプリだ

2013年06月06日 16時00分更新

文● 藤村亮

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練習からセッションまでひとつでカバー、Share機能もある汎用性

アンプ画面は実機のコントロールパネルイメージそのままの、解りやすいデザイン

エフェクターは塗装のくすみや削れ方の表現も力が入ってます

 アンプモデルは1960年代から2000年代までの各時代のギターサウンドの流行となったモデルをきちんと押さえてあります。アンプの原型はFender Twin Reverb、Vox AC30、Marshall JCM800などといったところでしょうか。これらのアンプであれば、有名アーティストのサウンドをシミュレートするにも充分でしょう。

 私のお気に入りはTreadplateとAC Boost。どちらも実機さながらのレスポンスの良さで、「そうそう、コレコレ!」と弾いていて気持ちよくなれるサウンドでした。

 エフェクターは並べ方の順番を自由に変換可能です。なので、例えば最初にDelayをかけてCompで音量を揃えてアンプで歪ませた後にPhaserに送る、というちょっと変わった音作りも楽しめます。アプリによっては並べ方が固定のものもある中で、この自由度はマニアックな遊び心をくすぐってくれます。また並べ方の変更もエフェクターのアイコンをタップしてスライドするという、実際のエフェクターを掴んで並べ替える感覚そのままです。

 作成したサウンドはFactoryプリセットの上書きも含め16×4=64個までを保存できます。アプリ内蔵のFactoryプリセットは、各アンプの得意とするサウンドが丁寧に作りこまれ、初心者の人がアンプの個性を学ぶのにもイイと思います。

 チューナーは画面全体に大きく表示されるので見やすく、精度、レスポンスともにとても良いです。440Hzから変更はできませんが、練習やセッションの使用においては充分でしょう。

 メトロノームは2種類。クリック音とドラムビートから選べ、アクセントの位置も2拍3拍4拍で調整できます。(BPM=40~400まで対応。Tap機能付き)

 Jam機能を使えば、iPad内のiTunesミュージックから楽曲をインポートできます。曲のスピードは4分の1速から2倍速、音程は2音半下げから2音半上げまで調整可能。極端な設定にしてもツマミを2回タップすることで、瞬時に原曲の状態に戻せるのが便利です。開始点のAと終了点のBを指定してループもできます。

 Sampler機能で一人多重録音、ということもできます。ただ、画面タッチのレスポンスと録音開始タイミングに遅れが出ます。いわゆるルーパーとしての使用よりも、ちょっと思いついたアイデアを重ねてみるような使い方が向いているでしょう。

 8トラックのレコーディングミキサー、8-Trackもあります。基本パックでは2トラック、アドオンを追加することで8トラック全てを使用できます。本体内部はもちろん、EメールやiTunesへのアップロードで作成した楽曲を保管することができます。

 自作のプリセットは、Share機能でPositiveGridのサイトにアップロードできます。他のユーザーがアップロードしたプリセットをダウンロードして参考にしたり、自分では思いつかないような面白い音から新しいアイデアを得られるのがイイですね。iPad内での保存枠が64個では足りないという場合にもサイトにアップロードしておくことで、プリセットの保管場所に、という使い方もできるので便利です。

Factoryプリセットの作り込みもレベルが高いです

チューナーの針の触れ方ひとつをとってもリアル

Jam機能は耳が追いつかないような速弾きフレーズも速度を落としてじっくり聴き取りにいいですね

Samplerなら、弾いては重ねるアイデアスケッチにぴったり

シンプルな8トラック。基本的な機能は揃っています

Shareした自作のサウンドプリセットにLikeが増えると嬉しいものです

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