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柳谷智宣の「神アプリの説明書」 第19回

iPhone用の賢い日本語入力、「ATOK Pad」を徹底解説

2013年06月05日 15時00分更新

文● 柳谷智宣

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賢いATOKの助けを借りてラクラク文章入力

 ATOKは標準状態で賢いので、少ないストレスで日本語を入力できる。しかし、ボタンが用意されていない隠れた操作方法もマスターすると、さらに効率よく入力できるようになる。

 まずは、文節の区切り修正方法を覚えたい。例えば、「今日履き物」と入力したいので、「きょうはきもの」と入力すると「今日は着物」と変換される。文章入力をやりなおさずに、「きょう」だけを「今日」に変換するように操作するのだ。

入力候補に目的の文章がない場合は、「次候補」を上にフリック(変換)する

文節区切りモードになるので、→を左にフリックして、「今日」の後ろにカーソルを移動させる

「変換」をタップすると、「今日」に変換され、残りの文字も「履き物」として自動変換される

 変換候補に現れる単語で本当にあっているのかどうかを調べるなら、辞書をチェック。ATOKなら、長押しするだけで辞書機能を利用できるのが便利だ。

「作り手」を長押しすると、辞書ボタンが現れるのでフリックする

辞書で意味を調べられる

 どのキーボードからも定型文入力画面をワンタッチで呼びだせるので、定型文の入力も簡単だ。メールの導入と締め、署名などを登録しておきたい。メールアドレスや人名などは「ユーザー単語」として登録しておき、変換候補から入力する方が手軽だ。

定型文ボタンをタップすれば、登録済みの文章を一発入力できる。編集や登録は設定画面から行なう

入力した文章をほかのアプリに転送する

 入力した文章はほかのアプリに手軽に転送できる。メールやSMS、MMS、Twitter、Evernoteなら文章を貼り付ける手間も不要だ。投稿後にメモを自動消去する設定があるので、Twitterやメールの作成にも気軽に利用できる。Twitterへ転送する場合、初期設定では直接投稿されてしまう。最終確認したいなら、設定で確認画面を開くようにしておこう。

文章の入力が終わったら端末をシェイクする

メニューが現れるので転送先を選ぶ

共有ボタンをクリックしても転送先が開く。こちらでは「エキサイト英語翻訳」項目も選べる

Evernoteに投稿できた

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