画質と簡単さでSlingboxがリード
今回、リモート視聴のできる3製品を比較した。使い勝手、画質の面で最もリードしていたのは、イーフロンティアのSlingbox 350だった。ただし、高画質表示のためにはD端子を装備するレコーダーが必要な点など、ハードルは高い。
画質よりも手軽さを重視するなら、アイ・オー・データ機器のVOLKANO FLOWが候補。スマートフォンでの視聴を前提と考えているなら、SD画質のみと割り切る手もありそうだ。
また共有レコーダーなどの映像を配信するのではなく、専用の録画環境を用意するなら、「エリアフリーTV」が候補だ。ただし、PCでの視聴はできず、視聴機器はiPad/iPhoneに限定される。
そして、録画番組のリモート視聴ができる製品はこの後も続々と登場を予定している。アイ・オー・データ機器からはネットワーク経由での映像視聴をサポートした著作権管理技術DTCP+に対応するHDD「RECBOX」が6月下旬に登場。また、パナソニックのディーガでも最新モデルにおいてDTCP+対応のアダプターを接続することでインターネット経由での視聴に対応できる。この記事の反響が大きければこれらの機器も続報として比較したい。
各社のネットワーク視聴機器のまとめ | |||
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メーカー名 | イーフロンティア | アイオーデータ機器 | SoftBank SELECTION |
機種名 | Slingbox 350 | VULCANO FLOW | エリアフリーTV |
本体価格 | 1万9800円 | 9800円 | 1万4800円 |
視聴できる機器 | PC、Mac、iPad、Android | PC、Mac、iPad、Android | iPad、iPhone |
チューナー | 非搭載 | 非搭載 | デジタル3波 |
最高画質 | 1920×1080ドット(1080p) | 1920×1080ドット(1080i) | 1280×720ドット |
外形寸法 | 約幅180×奥行き112×高さ46mm | 幅200×奥行き200×高さ36mm | 約幅170×奥行き150×高さ35mm (スタンドなし突起部を除く) |