このページの本文へ

なれる!SE 間違いだらけの?IT用語辞典(中二版) 第19回

中二単語の法則に則っているようなIT用語

2013年06月13日 18時00分更新

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

今回のお題:
サーキットレベルゲートウェイ


魔導回路(サーキット)解放! ミスティックセッション確立!
サーキットレベルゲートウェイ起動!!


!? 光の柱が!?


うぉおおおお!(と叫びながら懐中電灯を振り回す)


ちょ、まぶしい。顔に光があたる。まぶしいってば。


イェエエエエイ! ヒャッハァアアア!


えい。(プスッ)


ギャァアア! 足がぁああああ!


……ほんっとスイッチ入るとテンションおかしくなるわよね、あんた。……で? 『魔導』がファンタジーで『回路(サーキット)』が技術用語。二つあわせるから中二っぽいってこと?


はい、これ、いいところ突いてると思うんですよね。魔法というオカルティックな概念を科学で体系化した感じで。なんなら魔導を英語に変えてグリモアルサーキットとかでもいいですよ?


表記は別にどうでもいいけど……お題はサーキットレベルゲートウェイなんだからそっちに凝りなさいよ、もう少し。


もちろんそっちの方もきちんと設定してあります。魔導力の溢れた並行世界から力を呼び込むための回路、それを終端するための装置がサーキットレベルゲートウェイです。術者は自らの体内にゲートを作ることで並行世界に接続、膨大な魔力を行使することができるんです。


そ、そうなんだ。


ちなみにゲートウェイには七色四方位の基本要素が存在し全部で28種の魔導属性が形づくられます。通常魔法使いは一種類の魔導属性しか持てませんが、希に複数の属性を持つ者もおり、こうした人々をマルチマトリクスと呼びます。


………。(えーと)


なお正確には属性が二つならデュアルマトリクス、三属性ならトリプルマトリクスと呼ばれます。三属性持ちははっきり言って神ですね。同時に異界と三チャネルを繋いで魔力供給できるわけですから。


あ、スタッフさん、緞帳(どんちょう)おろしてください。……ええ、いいです。この話、長くなりそうなんで適当に切ってもらって。はい。


ですが歴史上、たった四人だけ四属性を持つ魔法使いがいたんです。彼らクアッドマトリクスの所有者は『始祖四柱』と呼ばれそれぞれ現在に連なる四つの魔術理論を築き上げました。一の系統『葬送工房(フューネラルファクトリー)』、二の系統『吸血法廷(レッドコート)』、そして口に出すのも恐ろしい三の系統ーー。

(がらがらと閉まっていく緞帳。隠される桜坂、場転)

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン