デイ2でどこまで差を詰められるのか!?
翌朝。久万高原の空は、真っ青な晴天。これまで毎年のようにこのイベントに参戦してきた筆者だけど、全日程を通して晴れというのはこれが初めて。き、奇跡だ……!
デイ2の焦点は、フルアタックでのトップ追撃を開始したADVANランサーに追いつくことができるのか。2日目の走行距離から考えると再逆転ができるタイム差だけど、相手はアジア最強ドライバーの一人である奴田原選手だ。本気でアタックを開始したら、そう簡単には追いつくことができないだろう。
気になるのは、現在のところ7番手を走行中のNENCインプレッサ(高山仁選手/河野洋志選手組)だ。今年から左ハンドルの海外仕様インプレッサとなり、慣れるまでにはしばらくかかると予想していたが、1日目後半には急激にタイムを上げてきていた。このままのペースだと、今日の半ばまでには6位と7位の順位が入れ替わる。そのとき、5位を走る諏訪姫ランサーとNENCインプレッサの間にどれだけのビハインドが確保されているか。それが今日の後半の戦い方を大きく左右することになる。
SS(距離) | ステージタイム(トップ差) | クラス総合タイム(トップ差) |
---|---|---|
SS10/イワタケI (3.22km) | 3:32.7(+8.2) | 49:23.7(+1:08.8) |
SS11/大野ヶ原線I (9.03km | 9:49.4(+9.1) | 59:13.1(+1:14.8) |
SS12/スキー場IV (1.12km) | 1:11.0(+1.4) | 1:00:24.1(+1:16.2) |
デイ2は低速ツイスティな2本の林道と観戦ステージを組み合わせた3本のステージを、あいだに1回のサービスを挟んで2周する設定だ。前日と比べて路面状況も悪く、気を抜けば大きなタイム差がついてしまう。
注目のSS10、諏訪姫ランサーは少しタイムを落として6番時計。しかし距離が短いだけに、トップから8.2秒差とそれほどのタイム差にはならない。続くSS11、12の2本をそれぞれ3番、4番で走りきり、5位死守に向けて幸先の良いスタートを切った。6位加勢eレーシングランサーと7位NENCインプレッサの戦いはこの1ループ目には決着つかず、その差12.1秒で2ループ目へと勝負が持ち越される。
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