痛車でラリー！　メロンからプラムへ～新たなる挑戦！ 第3回

諏訪姫ランサー、デビュー戦を5位でフィニッシュ！

なんとか4番手に食らいつく諏訪姫号

　2ループ目を終えた時点での順位は、トップがCUSCOインプレッサ（柳澤宏至選手／中原祥雅選手組）、13.5秒差の2番手にLUCKインプレッサ（勝田範彦選手／足立さやか選手組）、その後方7.8秒のところにマルシェランサー（石田正史選手／宮城孝仁選手組）が入り、諏訪姫ランサーはマルシェランサーから6.3秒の4番手につけている。さらに、諏訪姫ランサーから14.5秒のところにバーストで順位を落としたADVANランサーが入り、反撃の機会をうかがっている状況だ。

ギャラリーステージ「スキー場」はサービスパークからも一部を見ることができる。自分たちのマシンが心配なのか、何人ものメカニックたちがコースを見上げていた

サービスB。インナーフェンダーを補修したほかは、ひきつづき諏訪姫ランサーにトラブルなし。桑田選手もリラックスしながら競技を続けているようだ

　サービスBでのチェックでも、諏訪姫ランサーに問題はなし。明日にむけてフレッシュタイヤを温存するため、前後ローテーションしただけで3ループ目に送り出すことにした。砂利が飛ばされた3周目の路面なら、これでもグリップするはずという判断だったが……、はたして吉と出るか凶と出るか!?

SS（距離）	ステージタイム（トップ差）	クラス総合タイム（トップ差）
SS7／大谷支線III （6.31km）	6:07.1（＋22.7）	36:38.4（＋49.7）
SS8／東古味西谷線III （9.10km）	8:01.3（＋9.8）	44:39.7（＋59.5）
SS9／スキー場III （1.12km）	1:11.3（＋2.0）	45:51.0（＋1:00.6）

SS9／スキー場III

　タイヤ無交換という判断の結果は……失敗！　なんと3ループ目が始まって最初のSS7、諏訪姫ランサーは中盤のコーナーでスピンしてしまったのだ。悪いことに、そこは道幅が狭くなっている場所で切り返しに時間がかかってしまい、タイムはクラス10番手。その後の2本のステージでもスピードを上げることができず、あっけなく4番手を明け渡してしまった！

本日最終のサービスCに帰ってきた諏訪姫ランサー。途中でスピンしたがマシンに問題はない

桑田選手と澤田選手、それにシリーズ後半から出場予定の漆戸あゆみ選手が集まって今日の走りを振り返っていた

1日目が終了して、無事だったマシンが続々とオーバーナイトパルクフェルメ（車両保管）へ。ここでは翌朝の指定の時間まで、何人たりともマシンには一切手を触れられない

　結局、諏訪姫ランサーの1日目の結果は、4位ADVANランサーに遅れること9.9秒の5番手。諏訪姫ランサーの後方には加勢eレーシングランサー（藤本鋼二選手／井手上達也選手組）が18.1秒差で続いていて、明日の走行距離を考えるとこちらも気を抜けないタイム差だ。