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花王が明かすソーシャル活用の成功鉄則

2013年05月30日 07時00分更新

澁野 義一/アスキークラウド

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企業の「Facebookマーケティング」が流行している。手軽に始められる一方で、効果が目に見えにくかったり、炎上と隣り合わせだったりといった難しさもはらんでいる。運用のヒントを、花王でソーシャルマーケティングを担当する本間充氏に聞いた。

 ソーシャルメディアの企業利用が進んでいる。Web制作会社のメタフェイズが2013年2月に実施した利用状況調査によると、全体の30%の企業がすでに何らかのSNSで企業公式ページを運用しているという。

 一方で、その効果が見えにくいのも事実だ。花王でソーシャルマーケティングを担当している本間充氏によると、「費用対効果はあるんですか、という質問は確かに多いです」という。

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花王メディア企画部門メディアコミュニケーションセンター企画室長の本間充氏。花王のソーシャル戦略を担当している

 本間氏は「売り上げとソーシャルメディアの利用率が連動しているのが理想」と前置きしつつも、「ソーシャルメディアでお客様と会話できるだけでも御の字。それすらできていない段階で売り上げを望もうなんて、ちょっと早すぎますよ」とバッサリ切り捨てる。

 本間氏によると、米国ではすでにFacebookが企業の中期的なコミュニケーション戦略の一環として盛り込まれるのが普通になっているという。

 また、米国のマーケッターは新しいSNSを積極的に利用する。「例えばPinterestを使ったキャンペーンは日本ではほとんど見かけませんよね。ですが、米国企業はユーザーから企業キャラクターを募集するなど、Pinterestを使った非言語的なコミュニケーションを活用しています」(本間氏)。

 それに比べると、まだ日本企業はソーシャルメディアを単発のキャンペーンで利用する程度にとどまる。「まずはお客様と友好な関係を築き、ファンになってもらうためにソーシャルメディアを使う。それだけで大きな資産になるはずです」(本間氏)。

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