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ハイエンドは5インチクラスが定番化! 老眼気味の人にもオススメ

高機能スマホが、大画面でなければならない理由を探る──ARROWS NX

2013年06月06日 18時54分更新

文● 村元正剛

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ウィジェットを配置しても見やすい、余裕の広さ

 ホーム画面を有効に活用できることも大画面のいいところ。Androidスマホのホーム画面は、ショートカットやウィジェットを並べて、自分が使いやすいように編集できる。しかし、画面の小さいスマホでは、ウィジェットを設定すると、それだけで画面の大部分が占拠されてしまうことがある。

ホーム画面を有効に使えて、メールのウィジェットなども余裕で設置できる。

多彩なウィジェットをプリセット。使い方に合わせてホーム画面を編集可能。

ホーム画面は全7画面構成。

 ARROWS NXでは、2~3個のウィジェットを設置しても十分に余裕があり、さらにいくつかのショートカットも貼り付けられる。よく使うアプリのウィジェットを活用することは操作時間の短縮になり、省電力にもつながるはずだ。なお、ホーム画面は5画面が初期設定されており、さらに2画面を追加できるようになっている。

 筆者は40代後半なのだが、そろそろ“目の性能”が落ちてきているようで、使うアプリによっては、眼鏡をかけたり外したりしないと見づらいことがある。

 5.2インチのARROWS NXでは、初期設定のままで使っていても見づらく感じることはほとんどなかった。筆者と同世代以上の方はもちろん、若い世代でも「細かい画面を見ていると目が疲れやすい」などと感じる人は、一度、大画面スマホを体験してみるといいだろう。

大きく高精細なだけではない、画質エンジンのできにも注目

 ARROWS NXには、写真や動画をより美しく表示するための高画質化エンジンも搭載されている。今回のARROWS NXから新たに追加された機能もあり、例えば、写真を表示する際は「忠実色再現」という技術が適用される。照明の色や液晶パネルの特性を考慮して、より正確な色表現に近づけてくれるというものだ。

場所を問わず、見やすく鮮明な画質で表示される印象。

 動画再生時は「環境光適応色補正」を適用。太陽光や照明の色など周囲の状況に合わせて、自動的に最適な画質に調節してくれる機能だ。他にも「Advanced三次元色補正」「ノイズ除去」など、従来のARROWSシリーズから受け継ぐ機能も搭載されている。

 要するに、ユーザーがいちいち設定しなくても、常に見やすくキレイな画質で表示してくれるというわけだ。

 画質の好みは人それぞれなので、言葉で表現するのは難しいのだが、メリハリが感じられる鮮明な画質で表示される印象。されど、空の青や、木々の緑などは、色が濃くなり過ぎず、自然な色調で再現される、といった感じだ。加えて、富士通独自の「ヒューマンセントリックエンジン」による「スーパークリアモード」「インテリカラー」など、ユーザー任意の設定で、画面をより見やすくすることもできるようになっている。

屋外での利用が多い場合は、「スーパークリアモード」をオンにすると、高い視認性を維持できる。

「インテリカラー」は 照明色を感知して画面の色を調整してくれる機能。

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