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業界人の《ことば》から 第41回

NTT DATA One Song -Shine like the Sun-

25周年を迎えたNTTデータ、TRFに影響を受けた社長も熱唱……?

2013年05月29日 09時00分更新

文● 大河原克行

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まったくITの話がないと思ってたでしょ?

 「NTT DATA One Song -Shine like the Sun-」は、ユニークな手法を用いて歌が作られた。

 12月に発足したOne Songプロジェクトが中心となって、全世界の社員から歌詞を募集したのだが、ここで募集の対象としたのは、言葉。「歌詞は難しいが、好きな言葉ならば応募しやすい。歌詞に込めたい言葉や想いを募集したことろ、全世界から1200人の応募があったという。

 「つながろう、ひとつになろう、助けあおう、チャレンジしよう、世界を変えようといった言葉が出てきた」(岩本社長)という。

 ここからがユニークだ。

 「集まった言葉を、NTTデータの言語解析エンジン『なずきのおと』によって解析、集計し、その結果をもとに制作した。1200人という量はビッグデータではないが、ビッグデータの解析技術を使って歌詞を完成させた」のである。

 3月に歌詞が完成し、これに対して、42人が楽曲を応募。数多くのCMソングなどを手がける作曲家のNick Wood氏が協力して、曲を完成させた。

 日本語版とともに、英語版の歌詞も用意。NTTデータグループ全社員が歌えるように、歌いやすさと覚えやすさにポイントを置いたという。

 実際、曲の感じは、岩本社長がいうように、日本の企業にありがちな社歌というイメージのものではない。

 One Songによって、NTTデータをひとつにするという強い想いが、この歌に込められている。

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