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業界人の《ことば》から 第41回

NTT DATA One Song -Shine like the Sun-

25周年を迎えたNTTデータ、TRFに影響を受けた社長も熱唱……?

2013年05月29日 09時00分更新

文● 大河原克行

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グループ売上高で1兆3000億円を達成

 Group Visionと、Valuesの策定には、160人の社員が参加し、8つのワーキンググループで議論を重ね、1年半の歳月をかけたという。

 「2005年に制定したグループビジョンに基づき、8年間事業活動に取り組んだ結果、2012年度決算ではグループ売上高で1兆3000億円を超えるところまで到達した。グローバル化のファーストステージが完了した。新たなグループビジョンは、今後10年間の成長に向けて、グローバル化のセカンドステージ、サードステージに向かっていくものになる。ITを進化させ、そのITによって社会の変革、イノベーションを起こしていくことに変わりはない。新たな技術動向、経済環境を踏まえて、Global IT Innovatorを進化させていく」などとした。

太陽のように輝く……歌!?

 一方で、この日、NTTデータの岩本社長は、「NTT DATA One Song -Shine like the Sun-」を発表した。

NTT DATA One Song -Shine like the Sun-

 これは、同社グループの全世界6万人の社員が歌うことを目的とした歌であり、「日本の企業にあるような社歌ではなく、NTTデータの傘の下で、言語や各国の文化、背景も異なる多様な社員が、日本人も、外国人も一緒になり、世界共通のコミュニケーションツールである歌をつくりあげた」と語る。

 そして、「社員が、自己実現をする上で、この歌を歌ったら、それができる。結果として、NTTデータの発展につながるという気持ちを込めた」と説明した。  同社では、2005年以降、M&Aの積極化によって、グローバル展開を本格化。現在、世界35カ国136都市で展開し、約6万2000人の従業員数を擁する。世界のITサービスベンダーランキングでも6位のポジションにある。

 こうした企業体質の変化を捉え、異なる文化を持った社員同士がつながるための歌が、「NTT DATA One Song -Shine like the Sun-」というわけだ。

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