デザインも使い勝手も最高クラス!「XPS 13 Ultrabook」ロードテスト 第3回
「プレミアム・大容量メモリ・フルHD液晶」でゲームは快適に遊べるのか?
「XPS 13 Ultrabook」のゲーム性能を検証する (3/4)
2013年05月28日 11時00分更新
3Dゲーム系ベンチマークの結果は?
次に、3Dゲーム系ベンチマークのテスト結果をご覧いただこう。テストでは実際のゲームと同じ描画処理を行なっているため、具体的な判断基準として利用できる。どんなゲームをプレーしたいのかに応じて、各結果を参考にしてほしい。
利用した3Dゲーム系ベンチマークは以下の8本。なおWindows8の電源プランは「高パフォーマンス」に設定し、各ベンチマークの初期設定はそのままの状態で、解像度1280×720ドットの環境でテストを行なっている。
各ベンチマークの結果 | |
---|---|
MHB3 | 2454 |
SF4 | 9210 |
BIO5 | 26.2fps |
BIO6 | 1298 |
FF14 | 1153 |
FF14ARR | 2371 |
PSO2 | 718 |
PSO2v2 | 1233 |
比較的軽めのSF4ベンチでも、結果は「ランクB」となった。ただし51.11FPS(1秒間に51コマ)は十分快適に遊べるレベルだ。手軽でカジュアルな3Dゲームなら問題なくプレーできるだろう。
中規模タイプのMHB3やBIO5では、やや低めのスコアとなった。プレーできないレベルではないが、状況によっては画面がカクつく場合もある。グラフィック設定を変えれば快適に遊べるようになるかもしれない。
PSO2とPSO2v2は同じゲームのベンチマークだが、それぞれ大きく異なる結果となった。最新版であるPSOv2のほうがスコアが高いが、5000以上で快適に遊べるレベルなので、どちらにしてもパワーが足りないといえる。ただこのゲームでもグラフィック設定を変えればスコアも大きく変わるので、必要に応じて調整したい。
高いスペックを要求するBIO6とFF14、FF14ARRでは、正直なところ厳しい結果だ。BIO6に関してはベンチマーク中にFPSが表示されるのだが、テスト中はつねに10FPS前後で推移。試しにグラフィック品質を落としてみたが、大きく改善されることはなかった。
FF14は古いベンチマークのため参考程度に留めておくとして、FF14ARRを快適に遊ぶにはスコアが3500以上は必要とのこと。評価としては「普通」となっているが、グラフィックが標準品質であることを考えると、設定変更でスコアが向上するとは考えにくい。
以上の結果をふまえると、XPS 13で問題なくプレーできるのは、MHB3やPSO2などの中規模クラスの3Dゲームとなる。グラフィック品質を落としたり解像度を下げれば、より快適に動作するはずだ。
(次ページ、「グラフィック設定でパフォーマンスをちょっとだけアップ!」に続く)
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