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アストロンに学ぶ、iWatch成功への道筋

2013年05月29日 16時00分更新

伊藤達哉(Tatsuya Ito)/アスキークラウド編集部

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 アップル製のスマートウオッチ「iWatch」のうわさが絶えない。対抗するかのようにグーグルもいわゆるスマートウオッチの開発を示唆しており、スマートウオッチ元年という言葉も生まれている。今IT業界では、次なるイノベーションとして時計に注目が集まっているのだ。

 そうしたIT業界を迎え撃つ伝統的な時計業界では、2012年に発売されたある腕時計が革命的だとして世界中で人気を博している。セイコーのソーラーGPSウオッチ、「アストロン」だ。

ASTRON
5月24日には新たに4モデルがラインアップに加わった「アストロン」

 アストロンはGPS衛星からの電波を受信し、独自開発のGPSモジュールが39のタイムゾーンを認識して現在位置の時刻を表示。10万年に1秒しか狂わない正確な時刻だ。また文字盤がソーラーパネルになっており、外部充電は不要。さらに、パワーセーブ機能によって長時間使わないときは自動的にスリープモードに切り替わる。フライトモードも搭載されており、これらはすべてボタンを押すだけの簡単な操作で設定できる。

 こうしたエコでハイブリッドな機能が搭載されたアストロンについて、セイコーウオッチのアストロン商品企画担当、古城滋人氏に話を聞いた。


古城氏は、「国内では想定の2倍以上売れており、アストロンが今までとは異なる市場を開拓した」と語る

──アストロンの購入層は?
「年齢を問わず、日本の最先端技術に興味を持っている方々にご購入いただいています。購入者を調査したところ、時計専門誌やファッション誌を頻繁に読まれる方々ではなく、IT系情報誌やネットで日々の情報収集しており、今まで時計には興味がなかった方々が購入してくれたことで新たな市場が広がったと言えます。また、海外でも好調に推移しており、今までの電波時計の標準電波が受信できない地域にある国々で非常に好評です。特にインドやネパールなど、30分あるいは15分単位で細かくタイムゾーンが設定されている国々で支持されています」


(次ページに続く)

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