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SNSは猫も杓子もスタンプ時代 第2回

Facebook連動スタンプはLINEのパクりか!?

2013年05月23日 16時00分更新

文● 澁野義一/アスキークラウド編集部

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スポンサードスタンプがビジネスの鍵

 事業継続を決めた理由はもうひとつある。実はスタンプメッセンジャーには、カロリーメイトやポカリスエットといった商品をモチーフにしたスタンプが用意されている。広告代理店の大広がプロジェクトに加わっている理由はこれだ。

 スタンプメッセンジャーはLINEと同様に、企業がスポンサードスタンプを登録できる。スタンプの導入コストはわずか100万円で、LINEの10分の1だ。スタンプはユーザーにはすべて無料で提供される。

 スタンプのダウンロードページは企業のFacebookページとリンクしており、ユーザーの誘導も可能。アプリの利用者数は非公開だが、「企業のFacebookマーケティングとのシナジーも狙えるので、すでにいくつかオファーも頂いている」(梅田氏)という。

 スタンプメッセンジャーの収益源は、スポンサードスタンプとアプリ内広告の二本柱。まだアプリの知名度が十分ではないため、企業アカウントやキャラクターマーチャンダイジングといった取り組みは今後の検討課題だ。

 髙橋氏によると、「利用者からは『LINEのパクリじゃん!』という厳しい声も頂いた」という。だが、Facebookというプラットフォームをそのまま利用して、スタンプによるマーケティングを仕掛けた発想は新鮮だ。「目標は世界で100万ユーザー。そこまでいけば一定の存在感は出せるのかな、と」(髙橋氏)。

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