Core i7を採用し、8GBのメモリを搭載した上位モデル「LB-T520X-SH」をレビュー
GeForce GT740M搭載の実力派ノートPC「LuvBook T」
マウスコンピューターの「LuvBook T」はNVIDIAの新しい自動オーバークロック機能「GPU Boost 2.0」に対応した「GeForce GT740M」を搭載したノートPCだ。15.6型ディスプレーを搭載し、デスクで使うのにぴったりなサイズのマシンに高性能なグラフィックス機能を搭載しながら、もっとも安価なモデルは6万9930円で購入できるという魅力的なモデルとなっている。
Core i3/Core i5/Core i7を搭載したモデルを用意されているが、今回はCore i7を採用し、8GBのメモリを搭載した上位モデル「LB-T520X-SH」を試用した。
シンプルで扱いやすい本体デザイン
「LuvBook T」の本体デザインは非常にシンプルだ。樹脂系の素材にヘアライン加工のような凹凸のあるテクスチャがつけてあるのだが、さらさらとした手触りで木材風にも見える。素手で持った際の指紋の汚れもなどつきづらく、扱いやすい印象だ。角は小さな径でとってあるが、全体的に直線的な印象がある。
本体サイズは約幅374×奥行き252×26.8mm。マウスコンピューターの従来製品ではNVIDIA GeForce搭載モデルの厚さが34.9mmだったから、かなり薄型化を実現している。重量は約2.4kg。薄さのおかげで片手で抱えるように持つことは十分可能だ。中がしっかり詰まっている手応えで気軽に持ち歩くようなボリュームではないが、完全に据え置きにするしかないというほどでもない。屋内での移動や、たまの持ち出しくらいには対応できるだろう。
ディスプレーはグレアタイプの15.6型で、解像度は1366×768ドット。フルHDでないのは少し残念だが、表示は十分鮮やかで見やすかった。カスタマイズメニューにもタッチディスプレーは用意されていない。
テンキーつきキーボードと十分なインターフェイスを搭載
「LuvBook T」のキーボードはテンキーつきのアイソレーションタイプを採用。キーピッチは19mmで、キーストロークは1.5mm。配列に変形はなく、タッチは軽めだ。タッチパッドは左右クリックボタンの独立したものを搭載している。
インターフェイスは、左側に電源コネクタ、ミニD-SUB15ピン、有線LAN端子、USDB3.0/eSATAコンボ端子、HDMI端子、USB3.0端子が並んでいる。本体手前側にはマルチカードリーダーを配置。右側にマイク端子、ヘッドフォン端子、USB2.0端子×2、光学式ドライブがある。光学式ドライブはDVDスーパーマルチドライブだ。
必要なものはすべてそろっている。周辺機器との接続で困ることはないだろう。テンキーもあるおかげで業務利用もしやすい。
(次ページ、「十分な基本性能で快適な使い心地」に続く)
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