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iPadやNexus 7やdtabを超活用する機器連携術 第2回

iPadやNexus 7でハイレゾ!? 高音質な音楽をたしなむ!

2013年05月22日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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パーソナル用24V型薄型テレビ“兼”
本格的なBluetoothスピーカー! シャープ「LC-24MX1」

 音質を追求するならば、iPadをデジタル接続できるLightningドック搭載のスピーカーの方がいいという意見もあるが、iPadのようなタブレット端末はやはり手元に置いたまま音楽再生をしたい。

 というわけで、続いてはBluetoothスピーカー+iPadによる手軽なミュージックシステムの構築を紹介したい。“手軽に”とは言え、音質もそれなりに気は使いたいので、その点でもなかなかの実力を持ったデバイスを紹介していこう。

スマホライフAQUOSこと「LC-24MX1」

スマホライフAQUOSこと「LC-24MX1」

 まずは前回紹介したシャープの薄型テレビ「LC-24MX1」(実売価格6万9800円)だ。前回も紹介したが、MHL、ミラキャスト、HDMI接続でスマホの画面をテレビ画面に表示できるなど、スマホとの連携機能が充実したモデル。本機はBluetoothに対応しており、薄型テレビ内蔵のスピーカーで音楽再生も可能なのだ。

設定メニューにあるBluetooth設定。ここでペアリングなどを行なえる。薄型テレビの設定画面にBluetoothの文字があるというのはかなり珍しい

設定メニューにあるBluetooth設定。ここでペアリングなどを行なえる。薄型テレビの設定画面にBluetoothの文字があるというのはかなり珍しい

「クイック起動設定」で待機状態でBluetooth接続を受け付けるかを設定できる

「クイック起動設定」で待機状態でBluetooth接続を受け付けるかを設定できる

 Bluetoothのペアリングはテレビの設定画面で行なえる。一度ペアリングを済ませてしまえば、後はタブレット側で出力機器にLC-24MX1を選ぶだけで音楽再生に切り替わる。

 また、クイック起動設定を「常に有効」にしておくと、テレビの電源をオフ(スタンバイ)にしていても、タブレット側で出力機器に選択すれば自動で音楽再生機能だけ使用できるのも便利だ。

テレビの画面がオフでもスピーカーから音楽が再生されるので、ミニコンポのように使える

テレビの画面がオフでもスピーカーから音楽が再生されるので、ミニコンポのように使える

 「Bluetooth内蔵でタブレットの音を再生できるといっても、しょせんは薄型テレビの内蔵スピーカーでしょ?」と思っている人は多いはず。しかし、LC-24MX1の音楽再生性能はかなり本格的。スピーカーユニットはオーディオメーカーのパイオニア製で、サブウーファーも備えた2.1ch構成など、かなりこだわった作りになっている。

 横から見ると、下部にあるスピーカースペースが前後にかなり長くなっていて、スタンドが不要なほどに厚みがある。薄型化が著しい薄型テレビとしては異例なフォルムだ。

 実際に音を聴いてみると、薄型テレビの内蔵スピーカーとは思えないほど音がいい。元気よく鳴りっぷりのいい音色で、中低域がパワフルでスケール感の大きな音が楽しめる。声を明瞭に聴かせるバランスで聴きやすく、Bluetoothの音楽再生だけでなく、テレビ放送や映画なども迫力たっぷりに楽しめる音だ。

 パーソナルルームで使うテレビとしてはもちろん、タブレットと組み合わせてワイヤレスコンポとしても使える多彩な1台だ。

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