調査会社ニールセンはスマホ向けアプリの利用状況やサイトの訪問状況を数値化した「Mobile NetView」の提供を発表した。テレビの視聴率調査のようにスマホの利用を分析する。
Mobile NetViewの2013年3月のデータによると、スマホからアプリを利用したり、サイトにアクセスしたりした月間インターネット利用者が2748万人に上り、1人当たりの利用時間は40時間2分となった。このうちアプリに絞った場合の利用時間は31時間27分、サイトアクセスのみの利用時間は13時間9分と、アプリの利用時間がサイトアクセスの2倍を超えていることが分かった。
アプリやサイトへのアクセス数が多かったサービスは、1位がGoogleで2683万人、2位がYahoo!で2444万人、3位がFacebookで1980万人。このうち、アプリに絞った場合のユーザー数は1位がLINEで1713万人、2位がGoogle Playで1618万8千人、3位がGoogle Mapsで1422万9千人。サイトアクセスのみのユーザー数は1位がGoogleで2304万3千人、2位がYahoo!で2254万7千人、3位が楽天で1831万4千人だった。
なお、Mobile NetViewの調査方法は、調査に協力するモニターのスマホにメーターを搭載し、そのメーターによりスマホの利用動向をリアルタイムに計測。データを収集し、統計処理を行い、iOSとAndroidの両OSによりアプリの利用状況やサイト訪問状況をレポートする。