アスキー・ジャンク部リターンズ 第1回
世界初(たぶん)、“替え玉”ができるハンバーガーだ
炭水化物の悪魔合体!ロッテリア「麺屋武蔵 ラーメンバーガー」を喰らう
2013年05月20日 17時56分更新
やや食べにくいのはご愛嬌
替え玉+スープは普通においしいラーメンだ
まずはバーガーからいただく。予想していたことではあるが、ハンバーガーのパンズに、麺とチャーシューを挟んでいることもあり、やはり若干食べにくい。かさがある分、口に入れづらいこともさることながら、もごもごとした食感でやや噛み切りにくいのも気になった。だが、これは商品の性質上、致し方ないことといえるだろう。
とはいえ、やわらかいパンズと食感に差をつけるべく、麺を焼いてあるのはナイスアイデアだろう。これによって噛みごたえにメリハリが付くだけでなく、崩れにくくなるので、麺がパンズからズルッとはみ出るのを防いでくれる。具のチャーシューにはタレとマヨネーズがかかっており、この甘辛さが味のアクセントになっている。
とにかく類するものを食べた記憶がない衝撃のメニューなのだが、一番似ているのはやはり「焼きそばパン」だろうか。パンとそばのもごっとした食感、甘辛いソースが効いている味が似ているように思える。それにしても、野菜がまったく入っていないのは実に潔い。男らしい。
なるほど、要するにこれは焼きそばパンの仲間なのだな──と思ったときに、「俺を忘れてもらっちゃ困るぜ」と登場してくるのが付け合せのスープだ。昆布、煮干し、かつおだしの利いたこのスープ、パンと麺で喉がつかえそうになったときの救いとなるだけでなく、品の良い塩からさが、バーガーの味を引き立てている。ただラーメンバーガーだからスープを付けましたという安易な発想ではなく、お互いを支えあうベストコンビ、この組み合わせは運命にして必然というわけだ。
しかし、別売とはいえせっかく替え玉が用意されているのだから、やはりラーメンとして食べたいもの。というわけで替え玉をスープにひたして食べることに。さきほど説明したように、麺は焼いてあるため最初はダマになってしまう。しかし、スープに入れてほぐしていると、徐々に見た目がラーメンっぽくなってきた。肝心の味はといえば、さすがにラーメン店が監修しているだけあり、普通に「うまい!」とうなる味。飲みのシメにラーメンというのはよくある話だが、ハンバーガーのシメにラーメンというのも粋かもしれない。
まとめると、ラーメンとハンバーガーで迷っている人には「じゃあラーメンバーガーでいいな!」と弁証法的な解決策を提示できるし、食べている姿を写メに撮れば間違いなく話題できるだろう一品だ。味としても決してキワモノの部類ではないので、レギュラーメニューを勝ち取れるかはともかく、結構“アリ”な一品ではないだろうか。カロリーは、公式サイトによれば、バーガーが480kcal、替え玉が151kcalとそれほどでもなかった(※ジャンク部基準です)。
というわけで、今日のジャンク部はロッテリアの麺屋武蔵ラーメンバーガーでした。ごちそうさまでした。
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