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プリンストンのデジギア道 第14回

懐かし映像のデジタル化からHDMI機器の録画まで!

HDMIでアナデジ化の幅が広がる「デジ造映像版HD」

2013年05月27日 12時30分更新

文● 真島 颯一郎 写真●篠原孝志(パシャ)

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2台のパソコンを繋げて録画してみた

 それでは実際に「デジ造映像版HD(PCA-HDAV)」を使って、映像を取り込んでみよう。今回は、HDMIを利用して、ほかのパソコンの画面を取り込んでみる。

 まずは、映像を取り込む側のパソコンにデジ造映像版HDをUSBで接続。そして付属のDVD-ROMを入れて、FullPlayROCKなど3種のアプリをインストールする。

 アプリのインストールが完了したらデジ造映像版HDと録画したいパソコンをHDMIケーブルで繋げ、映像を取り込む側のパソコンにインストールしたFullPlayROCKを起動。これでHDMIで繋げたパソコンから出力された映像が、FullPlayROCKに映し出される。

HDMIで繋げたパソコンの映像をデジ造映像版HD経由で、もう一方のパソコンに表示できた

 ウィンドウの下部には、操作メニューのボタンがあり、そのうちの一番左側が動画取り込みのボタン。これを押すと、動画の取り込みがスタートし、再び押すと録画がストップする。

画面が映し出されないときは、「入力ソース」ボタンをチェック。接続している端子を選択しよう

録画する映像の色味などの微妙な調整も可能だ

 さて、実際の使用感だが、HDMIで接続した場合、表示される映像・また録画した映像ともに、画質の劣化はほぼ感じられない。一方、映像を表示・取り込むパソコンへの負荷もそれほどではなさそうだ。今回の試用に使ったパソコン(2年前に購入したCore i5マシン)でも、再生中の映像のカクつきなどはみられなかった。

 2台のパソコンをデジ造映像版HDで繋いでの利用例としては、アプリの使い方を説明する、いわゆる講座系の動画を作るのに向いている。また、ペイントソフトで絵を描いているところの録画、またネット上のストリーミング中継の録画などさまざま。パソコン同士の接続に限らず、ユーザーの知恵と工夫次第で、本製品の活用の幅はどんどん広がるだろう。

パソコン1台でも録画できる?

映像を出力したパソコンに、デジ造から映像入力してみたところ。合わせ鏡を覗き込んだようなアート作品のような映像が録画できる

 ちなみに、ちょっと気になったのが、パソコンからHDMIでデジ造映像版HDへ接続し、同じパソコンで映像を取り込むことができるか、ということ。試しにやってみたところ、映像を取り込むことはできたが、下の写真のようにまるで合わせ鏡のような状況に。タイムラグの関係で、画面上の変化が徐々に奥の画面へ反映されていくのが幻想的だ。

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