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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第42回

2画面スマホなど個性派のスピードはどんなもの?

2013年05月20日 12時00分更新

文● 小林 誠、ASCII.jp編集部

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スクロールテストでは
HONYE BEEが6秒台でトップ

 最初のテストはスクロールチェック。Gmailを500通受信しておき、片手操作で3回スクロール。短時間で500通目に達したスマホが優秀としている。計測はストップウォッチを使う。

 歴代機種No.1はG'z One TYPE-L CAL21の5秒31。今回の結果は以下の通りだ。

  Optimus G Pro MEDIAS W HONEY BEE
最速タイム 12秒04 9秒98(閉)
/9秒88(開)
6秒74
平均タイム 12秒40 10秒27(閉)
/10秒28(開)
7秒27

 今回は5秒台とまではいかなかったが、6秒74でHONYE BEEが勝利。歴代機種の中でも好成績だ。MEDIAS Wは閉じたまま、開いて片手操作(フル表示)でも、ほぼ変わらない結果に。9~10秒台なら標準的だろう。Optimus G Proは12秒台となったが、これもちょっと時間がかかった程度ではある。

 詳しく見ていくと、HONYE BEEはスクロール自体はぎこちない。すぐにスクロールが止まってしまう印象だ。そのため細かく指を動かす必要があるのだが、途中で表示を省略しているのもあり、あっという間に500通目に達した。

 MEDIAS Wは閉じ/開き、どちらでもスクロールが滑らか。指の動きへの応答が絶妙で、ピタリとスクロールできている。途中スクロールがゆっくりになったり、わずかに止まることもあったが、その頻度が少なく、ずーっとスクロールが続いている印象。タイムは短縮できなかったが、ストレスを感じない。

 ただし開いたときはバランスが若干悪い。これは片手操作なので当然だろう。もっとも事前の想像よりはフル画面で片手操作をしても快適と感じた。

 Optimus G Proも軽快にスクロールする。5インチという大画面だが気になることも無い。ただしMEDIAS Wと違い、スクロールの後半になると短く止まる頻度が多い。普段は快適に使えそうだ。

1回だけスクロールすると?
HONYE BEEが歴代1位

 次に1回だけメールをスクロールする。1回のスクロールだけでより長く、多く受信メールをさかのぼれた機種を優秀とする。それだけ滑らかな操作が可能になるのではという判断だ。これは歴代機種でAQUOS PHONEのISW16SHと同じくSHL21が6秒47/113通もさかのぼれている。普通は2秒台で50通前後だ。

  Optimus G Pro MEDIAS W HONEY BEE
1回スクロール
最長/表示数
2秒49/71通 3秒15/40通(閉)
3秒58/57通(開)
3秒34/112通

 こちらのテストでもHONYE BEEが好調だ。スクロール時間は3秒台になり114通もさかのぼった。これはやはり表示を省略しているのだろう。メールの数では歴代1位となる。

 もっとも他の2機種も悪くない。MEDIAS W(開いた状態で片手操作)が最長3秒58もスクロールし続けた。メールをさかのぼるならOptimus G Proが71通と多めにチェックできる。

 さらに詳しく見ていこう。HONYE BEEは500通スクロール時の印象と違い、長くスクロールする。とくにスクロールの途中で一度ゆっくりになるのだが、そこから再び伸びる。止まるときもスッと軽く止まる感じ。見ていて気持ちのいいスクロールだった。

 MEDIAS Wは閉じたときの成績がイマイチだが、見た感じは滑らか。ストップウォッチのタイムやメールを確認すると意外と伸びていない。スクロールがゆっくり終わるので、その動作が印象を良くしているようだ。2画面(フル画面表示)時は逆にスクロールがぎこちない。見た目の印象と結果があべこべという面白い結果だ。

 Optimus G Proはとても滑らかなスクロール。しかしあっという間に止まってしまう。そのわりにさかのぼっているメール数が多いので、目的のメールに達するのは早いかもしれない。

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