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Jawbone UPでダラダラとした活動ログを蓄積するレビュー

人はなぜライフログを取りたがるのか?

2013年05月19日 12時00分更新

文● 四本淑三

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おっとりと目覚めることができるスリープアラーム

 寝るのがダメなら起きるのはどうでしょうか。

スマートスリープウィンドウで睡眠状態のチェック時間を設定

スリープアラームの設定は最大4セットまで

 UPには「スリープアラーム」という機能があり、これを使うと非常に心地よく起床できると、他媒体様のレビューに書かれておりました。「睡眠サイクルの最適なタイミングで、爽やかな気分で目覚めることができます」とJawboneのサイトにもあります。これはぜひ体感してみたい。

 この機能は、アラーム設定時刻の10~30分前から睡眠状態の検知をはじめ、眠りが浅くなったところでバイブレーターを鳴動させるという仕掛け。ごく普通の目覚まし時計は、睡眠の深浅を慮ることなく無慈悲に鳴るので、それと比べてどうなんだということです。

 なお、このスリープアラームは、起床モードと就寝モードの別なく働くので、怠惰な人類にも安心です。

 まず言えることは、バイブレーターが鳴動すると確実に目が覚めます。寝相が悪く目覚まし時計を蹴飛ばしてしまう、あるいは自分が布団を被ったりして音に気付かないということは、さすがにリストバンドの場合はない。そして鳴るタイミングは実にいい感じで、普段は「うっせえんだよ朝っぱらから!」と機嫌の悪い私も、「ん? 朝? 朝なのね?」という感じでおっとりと目覚めることができます。

 問題は、起床時間の設定。いちいちスマホを接続して同期する必要があるんですな。ちょっと夜更かしして、アラームの設定のことなど忘れて朝方に寝入ってしまうと、UPは睡眠の浅いところをめがけて実に無慈悲にバイブレーターを震わせてきやがります。ひどい時には3時間も寝ないうちに起こされ、結果的に睡眠不足で一日不調なんてことも。

 しかし、そんな風に睡眠不足に陥っても、UPは救済してくれます。睡眠不足には短時間の仮眠が効果的。そこでUPには「パワーナップ(Power-nap)」という仮眠支援機能もあります。やはり寝入ったところから最適なタイミングを見計らってバイブレーターが鳴動し、心地よく目覚めさせるという機能です。

 ところが、往々にして寝ちゃうんですね。ブルブルっと鳴動を感じ「あ、仮眠終了ね、はい」と、スイッチを押してバイブを解除し、そのまま、コテッと。するともうUPは二度と起こしてくれません。そして、そのまま深い眠りへと堕ちてゆき、気がつくと日が傾いているというようなことが何度となくあったことを報告しておきます。

アプリ側で設定して本体側のボタンを2度押し+長押しで有効に。操作が覚えにくいのでアプリ側に説明が書いてあります

最大睡眠時間(仮眠で横になっている時間)30分~2時間、仮眠時間(横になって実際に睡眠している時間)を設定

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