テレビの機能ももちろん充実!
音声機能を中心に見てきたが、テレビとしての素性ももちろん高い。
採用した新IPSパネルは、光の利用効率を高め、鮮明な発色と斜めから見ても黒が締まる点が特徴。従来機との比較で視野角が18%も拡大しているという。本体には地上/BS/110度CSデジタルチューナを3基搭載。二画面表示のほか、USB HDDを別途追加することで、テレビ視聴中に裏番組を最大2番組まで録画できる。
このほか、1フィールドごとに映像の特徴を検出し、LEDバックライトの光量を制御する「コントラストAI機能」により、ダイナミックコントラストは700万:1相当。
地デジなど、フルHDより低い解像度の映像ソースを視聴する際には、約3万パターンの高画質化映像データベースと「ファインリマスターエンジン」を組み合わせた「リマスター超解像」機能をリアルタイムで適用できる。これはインターネットの静止画や動画再生時にも適用できる。例えば、輪郭が崩れた文字を読みやすく表示するなど、インターネット特有の事情にも配慮している。
また、「キラメキ復元効果」という、きらめき感が不足した映像のコントラストを強調して、質感イメージ(キラメキ感や透明感)を復元したり、SD映像のノイズを抑え、見やすく補正する「ランダムノイズリダクション」といった機能も持つ。
テレビの効果的な活用という意味では、スマホ用アプリ「VIERA Remote 2」も忘れられない。iPhone版とAndroid版が用意されており、ともにApp StoreやGoogle Play Storeで入手できる。
パナソニックはAV機器を操作するためのスマホアプリの開発に熱心だが、無線LAN経由でスマホとテレビをつなぐことで、リモコンでは複雑になりがちな操作も手元で簡単にできる。特に便利と感じたのは、テレビ(あるいはスマホ側)で表示されているウェブサイトの情報を簡単にやり取りできる点だ。
例えばテレビで情報番組を見た際に検索した結果を、スマホなどに転送して、そのまま外出先で見て活用することが可能になる。
【結論】スマートビエラを次世代のリビングを先取りする
ここに注目:
- 「多機能でもカンタン」に徹底的にこだわっている
- 音声操作は認識精度が高く、極めて快適!
- 多機能でも、テレビ視聴が中心という点を忘れないから好感触
- もちろん画質やテレビとしての基本性能には妥協しない!
- スマホ連携などスタンダードを押さえ、カメラなど付加機能も