シャープは5月14日、ノートPC向けIGZO液晶パネル3タイプ(11.6型/14型/15型)の生産開始を発表した。すでに生産の始まっている13.3型とあわせて、ラインアップが拡充されるかたちだ。
14型では、フルHDの1.67倍となる262ppiの画素密度を実現している。「なめらかでくっきり」した文字や、リアリティ溢れる映像を表示できるという。
ノートPC向けIGZO液晶パネルの仕様 | ||||
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画面サイズ | 11.6型 | 13.3型 | 14型 | 15.6型 |
画素数 | 2560×1440 | 2560×1440 | 3200×1800 | 3200×1800 |
画素密度 | 253ppi | 221ppi | 262ppi | 235ppi |
本液晶パネルでは薄膜トランジスタの小型化が図られ、光の透過度が向上しているという。リーク電力を抑制するIGZOの特性との相乗効果で、高い省エネ性を発揮し、ノートPCのバッテリー駆動時間化が伸びるとしている。また、ペン入力ができるタッチパネル対応の設計も可能だという。
なお、製造は6月より亀山第2工場で開始される予定。今後もラインアップを増やし、スマートフォン、タブレット、ノートPCや4Kディスプレー機器などへの搭載を目指していく狙いだ。